「読み手に刺さる」「わかりやすい」プレスリリースとは? 魅力的なリリースのコツをPR TIMESのアワード受賞企業に学ぶ
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営するPR TIMESが10月28日に開催した「プレスリリースアワード2023」で、ヤッホーブルーイング、花王、ライオン、「パインアメ」で知られるパインなどECサイトを運営する企業などを表彰した。
総数1161件から10件のプレスリリースを表彰
2022年9月1日から2023年8月31日に国内で発信されたプレスリリース1161件がエントリーし、ヤッホーブルーイングなど11社のプレスリリース10件が10部門のアワードに選出された。
2023年に「PR TIMES」で最も多く登録されたキーワードは「DX」で、2位に「イベント」、3位に「SDGs」が続いた。このほか、2023年はAIの発展が著しく、プレスリリースにもその傾向があったという。プレスリリースにキーワード登録があった「AI」の数は、2022年比で約58%増の9454件となった。
■ インフルエンス賞 発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈る賞。受賞企業はヤッホーブルーイングで、次のプレスリリースが受賞対象になった。
・【授乳中は飲酒お休み】“卒乳”などの人生の節目をお祝いするサービス「隠れ節目祝い by よなよなエール」提供開始
表彰理由は以下の通り。 ・「隠れ節目祝い」とは何か、質の高い画像を使って簡潔に伝えている ・サービスの開発背景も丁寧に描かれていて、読み手の関心をひく ・社内の子育て中スタッフの意見を取り入れプレスリリースを仕上げており、ユーザー目線に寄り添った内容で、SNSでの反響や報道につなげている ┌──────────
プレスリリースでとりあげている、「卒乳」などの人生の節目をお祝いするサービス提供のきっかけは、当社のサブスクリプションサービスを、妊娠を機に退会されたお客さまがいたこと。ビール会社はお客さまの人生の節目に携わっていることに気づかされた。ビールメーカーとしては「卒乳」はセンシティブなテーマ。社内のパパ・ママスタッフの意見を聞きながら今回のプレスリリースを打ち出した。(渡部氏)