就職氷河期世代、165人合格 23年度、国家公務員試験
人事院は25日、バブル崩壊の影響を受けた「就職氷河期世代」を対象とした2023年度の国家公務員中途採用試験に、昨年度より5人多い165人が合格したと発表した。試験が始まった20年度からの累計は727人で、政府目標の600人を上回っている。 就職氷河期世代の正社員8万人増 政府目標は24年度に30万人
1966年4月2日~86年4月1日に生まれた人が対象で、申込者数は6039人。最多は刑務官を含む法務省の51人で、国土交通省が43人、厚生労働省と財務省がそれぞれ24人で続いた。 政府は氷河期世代を支援するため、毎年度150人以上の採用目標を掲げる。当初は3年間の予定だったが、新型コロナの影響も踏まえ、24年度までの5年間に延長した。