感染性胃腸炎の集団発生 園児計29人が症状 ヒトパレコウイルスなどを検出 岩手・盛岡市内2つの施設
岩手県盛岡市は11月8日、盛岡市内の2つの教育・保育施設で感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。 2つの施設あわせて29人が嘔吐や下痢等の症状を訴えていて、ヒトパレコウイルスやアデノウイルスなどが検出された。 盛岡市によると、10月29日に市内の教育・保育施設から複数の園児に嘔吐や下痢等の症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、10月17日から31日までに、園児12人に嘔吐や下痢等の症状があったことがわかった。 保健所が11月1日に症状のある9人を検査した結果、9人からエンテロウイルスやヒトパレコウイルスなどが検出された。 また、別の教育・保育施設から10月30日に複数の園児に嘔吐や下痢等の症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、10月21日から31日までに、園児17人に嘔吐や下痢等の症状があったことがわかった。 保健所が11月6日に症状のある8人を検査した結果、8人かアデノウイルスやヒトパレコウイルスなどが検出された。 いずれの施設でも症状のある人は回復または回復に向かっているという。 盛岡市は感染対策として、トイレやおむつ交換の後、調理や食事の前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。
岩手めんこいテレビ