「打ち切りも囁かれる有り様で…」道枝駿佑のムダ遣い⁉ 主演ドラマ『マルス』が〝瀕死状態な〟ワケ
「みっちーが気の毒すぎる……」 そんな声がメディア業界から多く聞こえてきているのは、みっちーこと、人気アイドルグループ『なにわ男子』の道枝駿佑(21)。現在彼は、火曜ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)で主演を務めているが、これが悲惨なことになっているのだ。 【画像】まさに王道のイケメン…ビジュアルが凄すぎる道枝駿佑 『マルス』は、19歳の高校生・美島零(道枝)が同級生たちと動画集団・マルスを結成し、不正を働く大人社会に反旗を翻していくというもの。菅田将暉(30)の出世作となった『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系・’19年)で脚本を手掛けた武藤将吾の完全オリジナルとあって、放送前は高い関心を集めていた。が、フタを開けてみると、早くも打ち切りがささやかれるほどの有り様となっているのだ。 「視聴率が3%台と、とにかく悪い。いくら最近は視聴率が当てにならないといっても、同じ枠の前作『家政夫のミタゾノseason6』は6~9%台で推移していたことを考えると、完全に視聴者に見放されていると言っていいでしょう。また見逃し配信サービス・TVerのお気に入り登録数も60万台。ヒットの目安とされる100万には遠く及ばない状況です」(テレビ誌編集者) しかしその原因は?となると、主演の道枝を戦犯とする声はほとんど聞こえてこない。むしろ、大半を占めるのは「完全に道枝の使い方を間違っている……」という嘆きだ。一体どういうことなのか? 道枝を何度も取材してきたというインタビューライターは次のように語る。 「ドラマ『母になる』(日本テレビ系・’17年)で、沢尻エリカの息子役で彗星のように登場したときは、ジャニーズ(現・SMILE-UP.)に久々に逸材が現れたと思いました。すごく今っぽい透明感を持っていたし、演技も繊細な感情表現力が問われる役どころでしたがとても上手かった。 すぐにでもインタビューしたかったのですが、当時は女性誌に出るにはまだ子ども過ぎました。3年ほど待って、少し大人になったらすぐさま取材申し込みをしたほどです(笑)」 しかしその後の道枝の活躍はとなると、やや首をかしげる。 「彼が主演を張れる年齢になるとすぐに、5代目・金田一少年の大役が回ってきました。これは人気ドラマシリーズ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)の主役で、これまで『Kinki Kids』の堂本剛(44)や『Hay! Say! JUMP』の山田涼介(30)など、これからを期待される若手ジャニーズタレントが務めてきました。それゆえ当然、次なるスター候補のみっちーに、となったのでしょうが、これが彼のキャラクターに合っているとは言えなかった。 もともとみっちーは、物静かだけれども存在感があるというタイプ。それだけに無言だったり表情だけで繊細な感情を伝える、という演技は上手いのですが、金田一少年のようにひょうきんでおっちょこちょい、というキャラは難しかったように感じました。 なのにまた『マルス』で、自身とは正反対の激しいキャラクターを演じさせている。せっかくいいものを持っているのに、『もう少し丁寧に役を選んで』と言いたくてたまりません」 この仕事の選び方について、某テレビ局の広報スタッフは次のように語っていた。 「良くも悪くも、SMILE-UP.は、人気が出たらゴールデン滞のドラマでカリスマ性のある役を演じさせるという、アイドルとしての売り出し方しか知らないのだと思います。たしかにこのやり方は、キムタク(木村拓哉)のような分かりやすいカリスマ性を持つタイプにはドハマリします。 が、最近はSMILE-UP.といえどもそういうタレントは少ない。『silent』(フジテレビ系・’22年)で耳の聞こえない青年役を好演しブレイクした『Snow Man』の目黒蓮(27)もそうですが、“静”な魅力を持つタイプが増えています。彼らには、もっと硬派な作品やベテラン俳優との共演などのほうが向いている気がします。なのに、相変わらずキムタクと同じ売り出し方を続けているのは、見ていてちょっともったいないなと思いますね」 どうやらSMILE-UP.が迫られている変化は、一つではないようだ。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit 取材・文:奈々子 愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター
FRIDAYデジタル