安田裕信、日産/NISMOとのレースドライバー契約終了を報告。MOLA時代にGT300チャンピオン、GT500でも長年活躍
年越しの迫った12月31日、レーシングドライバーの安田裕信が日産/NISMOとのレースドライバー契約が終了したことをSNSで報告した。 【ギャラリー】スーパーGTを彩った“カルソニックブルー”のマシンたち 安田は2002年に鈴鹿レーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール鈴鹿)でスカラシップを獲得すると、その後ミドルフォーミュラや箱車カテゴリーでも活躍。2008年にはスーパーGT・GT300クラスのMOLAで星野一樹と組み、シリーズタイトルを獲得した。 2009年からはGT500クラスにステップアップ。ハセミモータースポーツ、KONDO RACINGを経てTEAM IMPULに移籍すると、2015年にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと組んでランキング2位を獲得。2018年からはGT300クラスのGAINERに所属し、毎年好成績を残して存在感を見せていた。現在はカートチームの運営などを通して、若手ドライバーの発掘・育成・マネジメントにも力を入れている。 また安田はSNSの中で、「2024年からは新しい環境でレーシングドライバーとして頑張っていきますので皆さん宜しくお願い致します」としており、来季の動向にも注目だ。 なお安田が所属していたGAINERは2024年の参戦体制を発表していないが、2023年のGAINER 10号車のメインスポンサーだったPONOSは『PONOS RACING』としてフェラーリ296 GT3を投入し、ケイ・コッツォリーノ、リルー・ワドゥーのコンビで参戦することを発表済。カーナンバーは明らかにされていないが、メンテナンスはGAINERが担当するとのことで、したがって参戦枠もGAINERの10号車の枠なのではないかと言われている。 そうなるとGAINERとしては1台体制という事になるが、車両はGT-Rではなく、GT300規定のZになるのではないかという噂もある。
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