田中の入団会見で、帽子を手渡す巨人・阿部監督

　巨人入りが決まった前楽天の田中将大投手（３６）が２５日、東京都内のホテルで入団会見。阿部慎之助監督（４５）も同席し、日米通算１９７勝の大投手に先発の軸としての期待を寄せた。阿部監督と報道陣の主な一問一答は以下の通り。 ◆里田まい、田中将大に”家族ショット”の熱烈エール【写真複数】 　―田中将の印象 　やっぱり２０１３年に日本シリーズで、それがすごく印象に残っていて。そこから結構たってますけど、その印象しか僕はなくて。チームが勝つために己を犠牲にしてでも、最後ああいう登板をしてきたりとか、そういう熱い気持ちを持ってるピッチャーだと思ってますし。それを今の若い選手が足りてないところ、僕はそう把握してるので、そういうのを見て学んで。これから先、ジャイアンツはずっと続いていくわけですから、そういうのも継承していってもらいたいがために、獲得に乗り出していただくようお願いしました。 　―来季について 　いろいろ言われてますけど、できるって信じてあげるしかこちらはできませんし。２桁勝って、ジャイアンツのユニホームを着て一緒に日本一になるってことしかね、僕は考えてません。 　―田中将に期待する成績 　やっぱり先発でやってもらう以上、２桁勝利とか言いますけど、１０勝１０敗じゃどうしようもないので。とにかく貯金ができるピッチャーだっていうのは知ってますし。そういうピッチャーになってほしい。 　―チームに注入してもらいたいこと 　いやもう、注入しなくても、その投げている姿だったり、そういうのを見てくれれば、若い選手が何か感じるはずだと思いますんで、それだけで十分です。