新メンバー加入の夢みるアドレセンス プレッシャーと不安、かなえたい夢
後輩からみる先輩メンバーは?
- 後輩からみた先輩メンバーはどうでしょう 鳴海:私にとっては画面の向こう側の人、キラキラしてて芸能人だなって感じがするのですが、これから大きな夢を一緒にかなえる仲間になって、果たしてどんなふうになるんだろうって、どきどきわくわくしてます。山口さんは面白いです。見た目すごく華のある、学校でいうと上位クラスのイメージがあったんですけど、プラス、ほんとに親近感を抱かせてくれるんです。MV撮影のときも近寄ってくれて、それだけでも心がとけてすごい嬉しかった。彩耶ちゃんはアイドル意識がすごく高い。まつげがパーンって、メイクも顔もほんとにかわいい、ザ・アイドル。年下なのに年上のような考え方、勉強になる部分がいっぱいあります。 白川:私は山口さんと山下さんが夢アドに入ったときから知っていて、CDにサインもらったりしていたんです。まさか同じグループで活動していくなんて思ってもいなかったので嬉しいのですが、並んで舞台に立つのが不安でもあります。山下さんは年齢が近いので話しやすくて、もっともっと仲良くなりたいし、山口さんは写真とか撮ってもほんとにきれいで洋服も似合ってすごいかわいいなって。3年後、山口さんみたいな女性になりたい。あこがれです。
受け継いだ武道館の夢 きっとかなえたい
- これから夢アドの看板を背負って、どんなチームにしていきたい? 山下:最初はやっぱり受け入れられない部分たくさんあると思うんです。自分の推しているメンバーがいなくなったファンの人たちも、こうして4人になった夢アドを見るとあらためて『いないんだ』って実感すると思うから……。でも、4人でとにかく前向きにがんばろうってプラスに考えていきたい。私も新メンバーで入ったとき、簡単に納得してもらえたわけではないし、いまだ『ちょっと違うな』と言われることもあります。それでも自分のやりたいことをやらせてもらえる場があるということは幸せです。 山口:この間のツアーの最後にリーダー(荻野可鈴)が大きな声で『(日本)武道館に立つ』って宣言してくれたので、その夢をしっかり受け継いで、新しい子たちとともに夢をかなえる過程を、夢をかなえる瞬間を、見てほしいです。 鳴海:まず、とにかく自分が夢アドにふさわしい人になりたいです。アイドルとして認めてもらえるようになることが今の目標です。いきなり新しい人間がポンと入って、簡単に受け入れてもらえるはずがないので、夢アドの名を汚さないように努力したいです。 白川:私も、夢アドとしてふさわしくなりたくて、まずは踊り、歌をがんばりたいです。個人が活躍することで夢アドを知ってもらえることもあると思うので、個人的には演技とかもすごくしてみたいなと思っています。
2012年に、ティーン向けファッション誌のモデルを中心に結成された夢アド。初期からグループを支えたメンバーたちがすべていなくなり、一からのスタートとなる。大きな不安のなか船出した新生・夢アドだが、不安と夢はいつでも表裏一体だ。 (取材・文・撮影:志和浩司)