かんじきで雪上駆ける 富山県南砺市上平で初のスノーフェスタ
富山県南砺市の上平地域スノーフェスタが28日、同市西赤尾町(上平)のタカンボースキー場で初めて開かれた。地域ではこれまで競技性の高いスキー大会を行ってきたが、より気軽に楽しんでもらえるイベントを目指してリニューアル。地元の子どもから大人までの約60人がウインタースポーツに親しんだ。 イベントは上平地域体育協会(山崎信浩会長)が企画した。かんじきを履いて雪上を走るレースには、児童生徒ら13人が参加。勢いよくスタートし、勾配のある約300メートルのコースを元気いっぱいに駆け抜けた。 上平小学校6年の坂本子龍(しりゅう)君は、地元のスキースポーツ少年団で鍛えた体力を生かし1位でゴール。「きつかったけど、みんなと一緒に走れて楽しかった。これからもスノーフェスタが続いてほしい」とはにかんだ。 このほか、スキーのアルペン大回転やノルディック距離のレースを実施。イベントの運営に協力した上平青年団による獅子舞の演技もあり、初開催に花を添えた。