「思い描く鹿児島の未来」県知事選あす告示 青年会議所 公開討論会
鹿児島放送
県政の舵取り役を決める県知事選挙がいよいよ20日、告示されます。 KKBでは17日開かれた日本青年会議所主催の公開討論会で3人の立候補予定者が語った訴えを紹介しています。 19日は「思い描く鹿児島の未来」と題したフリートークの内容を紹介します。 県知事選挙にはこれまでに ▼現職で2期目を目指す塩田康一さん(58) ▼新人で前自民県議の米丸麻希子さん(49) ▼新人で市民団体共同代表の樋之口里花さん(52) の3人がいずれも無所属で立候補を予定しています。 「フリートーク」は各候補予定者が他の候補に質問をする形で行われました。 まず、塩田さんはマニフェストで「着実に進める」としている楠隼中高の共学化について2人に問いました。 【無・新米丸麻希子氏】 「共学化に関してはすごく慎重にならないといけないと思っています。今「インクルーシブ教育」が叫ばれていますが、一方で男女が分かれて学ぶ機会と言うのも私は必要なのかなと思っています」 【無・新樋之口里花氏】 「県の税金で、私たちの税金で作っている学校が男の子だけとかですね、そういうのもなんかちょっと違うのかなと思っておりまして、私は共学化を望んでおります」 米丸さんの質問は自身が場所や規模の見直しを訴えているドルフィンポート跡地への総合体育館整備についてです。 【無・現塩田康一氏】 「景観ガイドラインというのを街づくりの専門家や建築の専門家からもアドバイスを頂いて、そのガイドラインに沿った形で、今後のスポーツコンベンションセンターについても整備をするということで、桜島の景観については今回そういった形で整備をしていきたいと思っております」 【無・新樋之口里花氏】 「そこに建てるとどうしても桜島の景観を損ねることは避けられないと思っております。それが鹿児島の観光にとってプラスになるのかなと。より多くの県民のみなさんが納得する形で施設整備に取り組みたいと思っています」 樋之口さんは川内原発や基地問題は県民投票を実施するとしています。県民投票について他の候補予定者は? 【無・現塩田康一氏】 「議会の意見であったり、いろんなパブリックコメントや県民の意見募集であったり、こういったことをしっかりと受け止めながら、住民の皆さんのご意見と言うのを踏まえる必要があると思っております」 【無・新米丸麻希子氏】 「県民投票が行われたのであれば、その結果が出たら、その結果を議会でしっかり揉んで、議会で出された答えに対して私は尊重しなければならないと思っています」 県知事選挙は20日告示され、7月7日に投開票です。