宮崎県小林市 民家の駐車場に侵入しネコを虐待か 警察が動物愛護法違反などの疑いで捜査
宮崎県小林市の民家に設置された防犯カメラが、何者かにネコが虐待される瞬間を捉えました。警察が動物愛護法違反などの疑いで捜査しています。 こちらは、ネコの飼い主の男性から提供された映像です。 6月19日午後7時ごろ、住宅の駐車場でくつろぐネコの親子に、画面の奥から男が近づいてきます。 すると…次の瞬間、子猫は宙を舞い、飛ばされてしまいました。 飼い主の男性によると、この子猫は生後1カ月ほど。 当時、飼い主の男性は外出していたといいます。 (飼い主) 「その子は人懐っこかったから逃げようとしなかった、逃げることを知らなかったんだと思うし、ましてや蹴とばされると思わなかったと思うんです。もう涙しか出ないですね…」 さらに約1時間後…男は再び駐車場に侵入。 今度はスマホのライトで辺りを照らしながら、執拗に他のネコたちを追い回します。 (飼い主) 「動物を飼っている人ってみんな家族だと思って飼っていると思う」 「他人の敷地に入ってこんなことをするのは絶対だめだと思うし、本当に(命を)大切にしてほしい」 男性は事件の翌日に警察に相談し、映像を提出。 警察が動物愛護法違反などの疑いで捜査を進めています。 警察庁によりますと去年、全国で動物虐待の疑いで検挙された事件は過去最多の181件。2020年の法改正により罰則が強化されましたが、この10年で4倍近くに急増しています。 イヌやネコなどの愛護動物をみだりに殺したり傷つけたりした場合は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金が課せられるということです。
テレビ宮崎