いまどき信じられない! 超危険なローカルルール[ご当地走り]がなくならない理由とは【東日本、中部地方篇】
■交差点ですばやく右折する「鶴ヶ島ルール」/(埼玉県)
埼玉県鶴ヶ島市発祥の、埼玉県中部に根づく運転ルール。「要領よく運転すること」を指し、交差点ですばやく右折すること。急がば回れなのか。 鶴ヶ島の住人に聞いてみたのだが「たしかに交差点の右折ダッシュは多いが、それはどこでも行われているのでは……」とのことだった。
■ありとあらゆる右折の方法「山梨ルール」(山梨県)
山梨ルールは、茨城ダッシュと同じように、対向の直進車が交差点に接近しているのにもかかわらず右折するというのは基本。 それ以外にも。対向車が左折する隙を見て右折する、信号が青になる直前赤信号時に信号を無視して右折を行うフライング右折する、右折時に信号が赤に切り替わっても前車に追従して右折を行う、脇道から右折する際、合流しようとする道路の左側車線を走行しているクルマの流れをせきとめて右折待ちをするなどだ。 よくぞここまで、右折方法を考えるなと思ってしまうが、なぜ山梨ルールができたのか?地元では昔から話題にのぼることが多いらしいが、細い道の交差点が多く、右折車が並んで渋滞してしまい、いつしか地域独自の右折優先ルールが生まれた、ということらしい。 加えて山梨にはサンキューハザードならぬサンキュークラクションがあるとのこと。道に譲った時にお互いのクルマがクラクションを鳴らすとのこと。
■城下町のため右折がなかなかできないため生まれた「松本走り」/長野県松本市
松本走りは、松本市の広報紙によれば、対向車がいるのに強引に右折する、左折車にいるのにほぼ同時に被せるように右折、青信号と同時に内回りに右折、前が詰まっていても交差点に進入、前が詰まっていても交差点に進入、ウインカーを出さずに進路変更などが、松本走りの特徴とされている。 城下町のため狭い路地が多く、日常的に渋滞が発生し、右折がなかなかできないので、信号が変わった時に早く右折する、右折の矢印信号がない場合が多いので後ろが詰まっていると慌ててしまう、右折しようとしてもなかなか右折できないため後続に渋滞を作ってしまうため早く右折する。