いすゞ初のEVピックアップトラック、D-MAX登場! ディーゼルエンジン並みの動力性能とは
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新開発の「eアクスル」を搭載
3月19日、いすゞは、1トン積みピックアップトラック「D-MAX」のバッテリーEV(BEV)バージョンを発表した。 D-MAXのBEVは、ピックアップトラックのタフな基本性能はそのままに、商用・乗用の幅広いニーズに対応できるよう開発。新開発の「eアクスル」をフロントとリヤに搭載したフルタイム4WDシステムにより、高い悪路走破性およびBEV特有のリニアな加速感と、低騒音・低振動を両立させたという。 また、既存のディーゼルエンジンモデルと同等の使い方もできるよう、高出力を発揮する電気モーターを採用。堅牢なフレームとボディの設計により高い牽引能力を確保した。 バッテリー容量は66.9kWh。最高出力は130kW(フロントモーター40kW/リヤモーター 90kW)、最大トルクは325Nm(フロントモーター108 Nm /リヤモーター217Nm)を誇る。最高速度は130km/h以上で、最大積載量は1000kg。駆動方式はフルタイム4WDだ。 D-MAXのBEVは、2025年にノルウェーをはじめとする欧州の一部から販売開始予定。今後、英国や豪州・タイなどほかのエリアでの販売も検討するという。日本導入は未定だ。
文と編集・稲垣邦康(GQ)