杉咲花、”あぶデカコンビ”からのサプライズメッセージに感激 主演映画『朽ちないサクラ』舞台あいさつ
女優の杉咲花(26)が22日、東京都内で主演映画「朽ちないサクラ」公開記念舞台あいさつに共演の萩原利久(25)、豊原功補(58)、安田顕(50)、原廣利監督(37)らと出席した。 原監督が公開中の長編映画デビュー作「帰ってきたあぶない刑事」も手掛けた縁で、”タカ&ユージ”役の舘ひろし(74)、柴田恭兵(72)の”あぶデカコンビ”からサプライズで公開を祝福するメッセージが到着。杉咲は「こんなことってあるんだなと思って」と驚き、原監督の人柄をたたえながら「作品と作品が超えたところでつながったりする。感動しました」と感激した。 作品は柚月裕子さんの同名人気小説が原作。県警の広報職員で捜査する立場にない森口泉(杉咲)が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、真相に迫るストーリーだ。 舘は「杉咲花さん演じる主人公・泉の勇気、まっすぐなまなざしが素晴らしかった」と絶賛し、「同じ刑事モノでも、真逆の世界観。共通するのは、映画に登場する刑事たちの魅力を存分に引き出す素晴らしい演出力」とコメント。柴田は「間違ってもハーレーとショットガンで事件を解決しないように、と願います。原監督なら、『帰ってきた』の時と同じように、スタッフみんなと『いい作品を撮るぞ』という空気を作り上げて、これからもすてきな映画を生み出していくと思います」とユーモラスに賛辞を贈った。 これに原監督は「いや~泣きそうですね」と大感激。”あぶデカ”テレビシリーズを手掛けた原隆仁監督(72)は父とあり、安田は「監督のお子さんにはこちらの続編を撮って頂いて…。おいくつなんですか?」とすかさず尋ねると、原監督は「1歳半くらい」と明かし場内は大爆笑。安田は「続編は20年後、ということで。杉咲さんはすっかり円熟味を増して。われわれはいないかも」とさらに笑わせた。 ○…作品は、劇中で主人公が後悔の念抱くことから、「最近の失敗、後悔したエピソード」を登壇者が披露。杉咲は、コーヒーを水筒に入れてリュックを背負って現場に向かった際、水筒のパッキン(漏れを防ぐ部品)をし忘れ「お財布が全部コーヒーを吸い込んでいた。すごいショックで。カチカチのお財布になった。向き合いたくなくて隅っこに置いてる」。安田は、10年ほど前に撮影が始まっている時刻に起床し「待ってる役者さんが、阿部寛さん、中本賢さん、吉川晃司さん。終わったな、俺、と」と大遅刻秘話で笑わせた。
中日スポーツ