スリップやブレーキに注意!“冬道に潜む危険”察知へ体験型トレーニング 事故防ぐには「早い判断・早い行動を」
NST新潟総合テレビ
新潟市では警察が企業に対し、冬道の自動車運転の危険性についての講習会を開催。行われたのは「見て・聞いて・動く」体験型のトレーニングです。 12月19日、警察が新潟市の企業に出向き行ったのは交通安全講習。ここで行われたのは、冬道の危険を動画を使って学ぶ『動画KYT』です。 【新潟署交通課 金子恵美 係長】 「今回は動画KYTという体験型の機械を通して、社員の皆さんに、ぜひ自分が運転しているような感覚で危険を予測して、交通事故防止を身につけていただけたら」 KYTとは「危険」「予知」「トレーニング」の頭文字をとったもので、様々な危険が潜む映像を見て、危ないと察知した瞬間に手元のボタンを押すという訓練。 どのタイミングで危険を察知できたのかをあとで確認し、そのタイミングが遅いのか早いのかを評価します。 【高濱優生乃アナウンサー】 「雪道を進んでいます。今のところまだ危険はありませんが…あ!今、ブレーキが間に合いませんでした。スリップしたタクシーが突然左から飛び出してきて、ぶつかってしまいました」 雪道でブレーキがきかず、スリップしたタクシーと接触する事故ですが、どうすれば事故を防げるのでしょうか。 【警察官】 「皆さんが予測したぶつかりそうという時点。できれば、もう少し手前で『もしかしたら、突っ込んでくる車がいるかもしれない』と予測していただくと、事故がより防げるのかなと思う」 新潟市中央区の新潟バイバスでは12月8日、シャーベット状態になった路面にタイヤをとられ、軽自動車が防護壁に衝突する事故も発生。 【参加者】 「事故映像の時に反応できなかったところがあった。改めて、危険予知について良い認識ができたと思う」 【新潟署交通課 金子恵美 係長】 「早く判断をする、危険を予測して運転の行動を早く起こすというところを気を付けてほしいと思うし、『スリップするかもしれない』『凍結してブレーキを踏んでもすぐに止まれないかもしれない』というのを予測しながら運転していただければ」 参加者は体験を通して冬道の運転の危険性を実感していました。
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