モリカワが「全英」を前にテーラーメイド未リリースアイアンに乗り換えた理由
コリン・モリカワはリンクスへやってくると、それに応じたアイアンの準備をする。 【画像】お久しぶりの森田理香子。楽しそうです
モリカワは、優勝した2021年「全英オープン」を前に、ショートアイアンをP7MCへ変更した。P7MCは彼がそれまで使用していたP730ブレードアイアンよりバウンスが少ないため、硬いリンクスのターフに向いていたのである。彼がそれまで使っていたアイアンのソールでは、スイートスポットでボールを捉えにくく、それが変更を余儀なくしたのだ。
3年後、モリカワはスコットランド特有のターフに対応するべく、再びアイアンを変更しようとしている。 今年、テーラーメイドP730ブレードのショートアイアン(7番~PW)、P7MCのミドルアイアン(5番、6番)、そしてキャビティバック構造のテーラーメイド“プロト”4番アイアンを使用してきた。 しかし、4位に入った先週の「ジェネシス スコットランドオープン」を前に、使い慣れた“プロト”4番アイアン以外は、真新しいセットのテーラーメイドP7CBアイアン(5番~PW)に変更したのである。テーラーメイドP7CBアイアンは、モリカワが使い続けてきた“プロト”4番アイアンの完成形だが、このモデルは今のところ未リリースとなっている。
テーラーメイドによると、モリカワは2021年「全英」制覇の直前に行った変更と同じように、ターフの違いに対応するべく、アイアンフルセットを新しいP7CBアイアンへ乗り換えたとのこと。 モリカワは彼の海外での勝利の方程式を突き進めようとしている。 モリカワは通常使用しているテーラーメイドQi10の5番ウッドに代え、より打ち出しが低く、プロジェクトX HZRDUS 105ハイブリッドシャフトの装着されたテーラーメイドP790の3番アイアンをバッグに入れている。なお、このクラブは、ロフトが19度に調整されている。
テーラーメイドは。このモリカワによるドライビングアイアンへの変更について、「フェアウェイで転がる低い弾道を打つオプションのため」と述べている。 初日は「73」で回り、42位で発進したが、これらの変更は、再び「全英オープン」を制覇することにつながるのか。それについては、勝負の行方を見守るしかない。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)