高松港の特定利用港湾指定 池田知事「国の安全保障に資する重要な取り組み」として受け入れ表明【香川】
岡山放送
国が防衛目的で整備を進めている空港や港湾に、高松港が指定の対象となっていることについて、港湾を管理する香川県の池田知事は指定を受け入れる方針を示しました。 (香川県 池田豊人知事) 「高松港における港湾施設の円滑な利用に関する確認事項につきまして、国との間で確認することにしたい」 池田知事はこのように述べ、高松港の特定利用港湾の指定を受け入れ、3月26日、国に回答する方針を表明しました。 「特定利用空港・港湾」は、平時から自衛隊や海上保安庁などが円滑に利用できるよう国が選定を進めているものです。 受け入れの理由について池田知事は、国の安全保障に資する重要な取り組みとしたうえで、災害発生時の対応が迅速になる点や、高松港の整備のスピードアップなどを挙げました。 一方、指定されたあとの高松港の運用や位置付けについて、民間利用を主体とするのは変わらないことや、指定されたからといって高松港が攻撃の対象となるなど危険性が増すものではないことを説明し、理解を求めました。
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