DeNAが3連勝で下剋上日本一に王手!牧秀悟が魂の3ランHR 26年ぶりの頂点へあとひとつ
<2024年10月31日(木)SMBC日本シリーズ第5戦 福岡ソフトバンクホークス 対 横浜DeNAベイスターズ みずほPayPayドーム福岡> 【動画】大谷翔平は道具も異次元だった!元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁 勢いに乗った横浜DeNAはパ・リーグ王者にも止められなかった。 ソフトバンク、横浜DeNAともに2勝ずつを挙げて迎えた日本シリーズ第5戦はソフトバンクの若手バッテリーコンビを打ち崩した横浜DeNAが7-0で圧勝。敵地・福岡で日本一に王手をかけた。 ソフトバンクは左腕・大関友久(26)と海野隆司(27)のプロ入り5年目コンビのバッテリーを組んで試合に望んだが、不安定な制球を横浜DeNA打線につけ込まれ、1回は1死一、二塁、そして2回は2死満塁と毎回ピンチを背負う苦しい立ち上がりに。 一方、横浜DeNAの先発は中4日での登板となったジャクソン(28)。第1戦では負け投手となったが、日本シリーズ最多タイの5者連続三振を記録した球威は現在で、150キロ超のストレートでストライクゾーンをグイグイ突いてくる強気な投球で2回までに5奪三振を記録した。 毎回のようにチャンスを作っていた横浜DeNAは3回、ついに大関を捕まえる。 先頭打者の牧秀悟(26)、そしてこの試合スタメンに抜擢されたフォード(32)がそれぞれ安打を放って2死一、二塁のチャンスを作ると、7番の筒香嘉智(32)が大関のフォークをセンターへ弾き返すタイムリーを放って横浜DeNAが2試合連続で先制。 ここまでに79球を投げていた大関をマウンドから引きずり下ろした。
さらに横浜DeNAは4回、この回からマウンドに上がった3番手投手、プロ2年目の前田純(24)から桑原将志(31)が内野安打で出塁すると、続く梶原昂希(25)がエンドランを成功させて無死一、二塁に。 ここで打席を迎えた牧が前田の高めストレートを完璧に捕らえ、青に染まるレフトスタンドに叩き込んでシリーズ第1号となる3ラン本塁打。 ここまで打率1割台に苦戦していたキャプテンの一発で一気に4-0と突き放していく。 大量リードをもらったジャクソンは4回以降、変化球を中心に打たせて取る投球でソフトバンク打線をノーヒットに。 4回には今宮健太(33)のヒット性の打球を桑原がダイビングキャッチでアウトにするという2試合連続となるファインプレーも飛び出し、横浜DeNAが波に乗っていった。 しかしソフトバンクも意地を見せる。7回、死球、四球とパスボールで1死二、三塁のチャンスを作り、ジャクソンを攻め立てたが、嶺井博希(33)が三振、周東佑京(28)がセカンドゴロに倒れてしまい、またも得点を奪えなかった。 結局、ジャクソンは7回までに108球を投げて無失点、8奪三振の好投を披露。変化球を中心にした4回以降はノーヒットに抑える会心の投球を見せた。 その後、横浜DeNAは8回に伊勢大夢(26)がソフトバンクの上位打線を抑えると、直後の9回には2死満塁のチャンスを作り、桑原が押し出しの死球、梶原が2点タイムリーを放ち、一気に3点を追加して畳み掛けていく。 最後は中川颯(26)がマウンドに上がり、追いすがるソフトバンク打線を無失点に抑えて試合終了。敵地・福岡で投打が噛み合った横浜DeNAが3連勝を飾り日本一へ王手をかけた。 あさってに迎える日本シリーズ第6戦。横浜DeNAが地元に戻り、26年ぶりの日本一を達成するか、それとも26イニング無得点に終わったソフトバンクが目を覚まして逆王手をかけるか。 日本シリーズもいよいよ佳境に入ってきた。
テレ東スポーツ