窃盗の疑いで無職の男（75）を逮捕した札幌東警察署

　16日午前、札幌市東区の商業施設で、70代の女性のリュックサックから財布を盗んだとして、無職の男（75）が逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区に住む、無職の男（75）です。 この男は３日午後０時半ごろ、札幌市東区の商業施設で、70代の女性のリュックサックから、現金約３万円と複数枚のポイントカードが入った財布を盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、男は、70代の女性がリュックサックを乗せた買い物カートを背後に置き、サービスカウンターで電子マネーの手続きをしているすきに、財布を抜き取ったとみられています。 手続きの後、リュックサックの中に財布がないことに気づいた女性が店の従業員に相談し、店の関係者が、当時別の事件の捜査で店内にいた警察に連絡。 その後、警察が商業施設の防犯カメラなどの調べをすすめ、容疑が固まったとして、約２週間後の16日、男を逮捕しました。 取り調べに対し、無職の男（75）は「お金がほしくて盗んだ」と容疑を認めていて、盗んだ約３万円は生活費などのために全て使い、「ポイントカードや財布などは捨てた」と話しているということです。 警察によりますと、今回事件があった商業施設では、今年に入ってから同様の手口による窃盗事件が３～４件起きているということで、警察は、男がこれらの事件に関与している可能性も視野に、捜査をすすめています。