【ヴィクトリアマイル・サイン馬券】「バラ一族」スタニングローズと「海猿」が運命の一致!
[GⅠヴィクトリアマイル=2024年5月12日(日曜)4歳上、牝馬限定、東京競馬場・芝1600メートル] 5月の第2日曜といえば「母の日」。だが、必ずしもヴィクトリアマイル当日というわけではない。今年で19回目となるヴィクトリアMが「母の日」と重なったのは、06、07、12、13、17、18、19、23年と今年で9度目。うちピンク帽(8枠)が連対したのは4度で、比率は高いものの単純に「母=8枠から買えばいい」というものではない。 当欄ではその他の強調材料を探してみる。母の日のプレゼントといえばカーネーション、バラなどが定番。バラ(ローズ)関連の馬名としては、2枠3番スタニングローズ、5枠9番テンハッピーローズ、8枠15番ドゥアイズ(母ローズマンブリッジ)あたりが浮上する。1枠1番ライラックの花束をプレゼントする例もあるようだ。 そのなかでは「バラ一族」として、バラ関係の名前が代々受け継がれてきたスタニングローズが有力か。しかし、同馬はやはり母の日だった昨年の同レースにも出走し、12着に敗れている。これだけでは強く推すわけにはいくまい。 では「母の日」ではなく、別の視点ではどうか。レース当日の5月12日は「海上保安の日」でもある。海の警察、消防などの業務にあたる海上保安庁が開庁した記念日で、いわゆる「海猿」は海上保安官の潜水士だ。警察が「110番」、消防が「119番」なのに対し、海の事故の際は「118番」に電話をすることになっている。 その「118」に関連する馬が今回のレースには2頭出走。2枠3番スタニングローズ(1月18日生まれ)と、4枠7番ハーパー(1月18日生まれ)だ。この時点でスタニングローズが大本命に浮上! また、ハーパーは「88=母」と読めてしまうところも、ちょっと気になるところだ。一方、7枠13番モリアーナは馬番順に内からカウントのループ(1→15、1→15、1→15…)をしていくと「118番目」の馬であると同時に「88番目」の馬でもある。 人気の2頭はどうか。4枠6番マスクトディーヴァは、レース当日の5月12日生まれ。イギリスの豪華客船「クイーン・ヴィクトリア号」の進水式が行われたのは2006年5月12日だった。だが、6枠10番ナミュールは「ハーツクライ産駒(ハーパー)とハービンジャー産駒との〝ハハ〟決着」ぐらいしか材料を見つけられなかった。 最後に今春のGⅠで話題となっている1着馬の馬番について。12(ステレンボッシュ)→13(ジャスティンミラノ)→14(テーオーロイヤル)ときて、先週はなぜ15を飛ばして16(ジャンタルマンタル)だったのか。今週のヴィクトリアマイルが15頭立てとなり、ここで「16」を使うことができなかったからなのではないか。 そう考えると…。大本命はスタニングローズとした一方で〝ローズ持ち馬〟8枠15番ドゥアイズの走りにも注目しておきたい。
東スポ競馬編集部