全日本大学駅伝は国学院、駒沢、青学「3強」の戦い 3日号砲、名古屋―伊勢間106キロ
学生3大駅伝の2戦目となる全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮―三重県伊勢市伊勢神宮=8区間、106・8キロ)は、5連覇を狙う駒大、出雲全日本大学選抜駅伝競走を制した国学院大、正月の東京箱根間往復大学駅伝競走覇者の青学大の「3強」の戦いが繰り広げられそうだ。 初優勝を狙う国学院大は勢いに乗る。初マラソンの日本最高記録を持つエースの平林清澄の存在が際立つが、粒ぞろいで優勝候補の一角であるのは間違いない。前田康弘監督は補欠登録している平林を7区(17・6キロ)か8区(19・7キロ)のロング区間で起用すると明言。前半遅れることなく頼れるエースにつなぎたい。 駒大は出雲に続き、絶対的エースの佐藤圭汰を欠く戦いとなるが、昨年8区区間賞の山川拓馬、出雲で平林と競り合った篠原倖太朗らが実力を発揮できれば5連覇が見えてくる。最多の16度制覇と勝ち方を知っているのも後押しになるはずだ。 層の厚い青学大も負けていない。正月の箱根駅伝で印象を残した太田蒼生や黒田朝日らが健在。大学駅伝デビューの1年生折田壮太が世代トップといわれる快走を見せられれば頂点に立つ可能性は十分にある。 創価大や城西大も力はあり、3強に割って入れるかに注目。2週間前の箱根予選会を戦った中大は疲労が心配される。(石原颯)