【ヤクルト】青木宣親「監督はやってみたい」現役引退決断も野球への愛は“不滅”「自分にとって生きがい」
ヤクルトの青木宣親が9月13日、都内の球団事務所で現役引退会見を行った。チームメイトの山田哲人と村上宗隆がユニフォーム姿でサプライズ登場し、先輩の青木に花束を贈る場面もあった。 【動画】笑顔のベテラン!青木宣親が逆転のタイムリーを放つ 村上は青木の顔を見て、思わず声を詰まらせると「たくさん迷惑かけたりしましたけど、今こうして、いい野球人生を歩めたり、いい人生を歩めたりしているのは、本当にノリさんに出会ったおかげですし、本当に感謝しています」と、涙を流して感謝の思いを伝えた。 青木も最初は「やめてくれよー」と笑っていたが、後輩の号泣する姿を見てもらい泣き。村上は「泣くつもりなかったんですけど、申し訳ないです」と涙が止まらなかった。 オフには「チーム青木」を結成して、村上や長岡秀樹らと自主トレを行い、多くの後輩から慕われてきた青木。若手には「もしかしたら(今年)最後かもしれない」と、これからチームを引っ張っていってほしいという思いを伝えてきた。 将来は指導者としても期待される「ミスター・スワローズ」。本人は「監督はやってみたいです。もちろん、野球絡みは全部興味がある」と話し、「自分にとって野球は生きがい」と言い切った。 野球が大好きだという思いは引退を決断しても決して変わらない。そんな思いが伝わる引退会見だった。 [文:別府勉]