中嶋朋子(52)「空中ブランコ挑戦やクラシックカーの大会も」興味がわいたらすぐ行動
役柄から「物静かな」イメージを持たれる中嶋朋子さん。じつは、好奇心旺盛でチャレンジするタイプ。聞けば聞くほど、清々しいほど「いま」に夢中になれる方でした。 【画像】衝撃の空中ブランコを披露する中嶋朋子さん!控え目に言って「サイコー」なお姿 ほか(全17枚)
■空中ブランコは最高のアクティビティでした! ──『北の国から』の蛍役をはじめ、多くの作品から、中嶋さんに物静かで一歩引いてたたずむイメージを持つ方も多いかと思います。でも、エッセー集では、好奇心旺盛な中嶋さんを知ることができました。見知らぬ人との会話から、空中ブランコに挑戦した話にはびっくりしました。
中嶋さん:数年前ですが、空中ブランコをやってみました。偶然、息子の留学先から帰国する際、航空機で隣り合わせになった方が白湯を頼まれていたので、「お白湯ですか、健康に気をつかってらっしゃるんですね」って、話しかけたんです。 ちょうどその方は年齢を重ね身体や仕事、ライフスタイルなどにわたり心技体をどう見直すか模索していた時期、私もとても興味がありました。 人生の在り方について話をして盛り上がっていたら、彼女が「空中ブランコすごくいいわよ」と、話してくれたんです。「心と身体がちゃんとつながれば、頭で考えあぐねなくても人生の大切な瞬間を逃さず反応できるようになる」そうで、空中ブランコはその感覚に満ちているんだそうです。
── 空中ブランコなんて、ふつう考えつきませんものね。いつ実践されたのですか? 中嶋さん:私も考えたり迷ったりするのをやめて、やってみることにしました。帰国してすぐに、空中ブランコを習える施設に行ったんです。 いやぁ“いま”に手放す、を本当に実感できる、すばらしい体験でした。よく、過去や未来にひっぱられず、“いま”に集中しなさいと言われますけど、なかなかできませんよね。 空中ブランコは先生の指示や相手の呼吸のタイミングにあわせて、バトンをつかんで、方向を変えて、跳ぶんです。
もし、「できるかな?」「どうやるのかな」と迷ったら、もう遅い。先生の「はい!」という指示が出る前から集中して、考えるより先にその一瞬で飛び出さないといけないんです。空中ブランコは、なかなかできない“いま”に手放す、ができるアクティビティですよ。 ── ご自身の直感にしたがって、素直に行動に移すところが素敵です。ふだん、ご自分からよく人に話しかけるほうなんですか? 中嶋さん:そう、興味が勝っちゃう(笑)。