SNSが暴いたNFLの暴力事件
とはいえ、皮肉なことに、ライスの暴力ビデオが露出して初めての「サンデーナイトフットボール」となった14日のNBCの試合中継は、視聴率が前週より8%アップ。2200万人が視聴し、18日のCBS「サースデーナイトフットボール」は、同局の番組では07年以降最大の2000万人が視聴したという。DVという卑劣で許しがたい暴力行為が相次いで露呈し、リーグのイメージは低下したが、視聴率には影響なし。スポンサー企業を始め一般ファンも憤りを隠せない事態だが、試合への関心はまた別問題ということになるのだろうか。スポンサー企業の多くは、遺憾の表明を示しつつも、リーグの改革を見守るという静観の姿勢を示しており、即、完全撤退とはならないようである。いずれにせよ、グッデル・コミッショナーのリーダーシップが問われている。