バッキンガム宮殿の使用人を逮捕、クリスマスパーティーで酔って暴れる 英
(CNN) 英バッキンガム宮殿の使用人がクリスマスパーティーの乱痴気(らんちき)騒ぎで暴れた末に逮捕される事件があり、宮殿が調査に乗り出している。 警察は10日夜、宮殿から徒歩圏内にあるロンドン中心部ビクトリアのバーに出動した。バーで行われていたパーティーは暴力沙汰に発展した。 ロンドン警視庁はCNNの取材に、24歳の女が暴行や器物損壊、酔って暴れた疑いで逮捕されたと説明。女の氏名は公表されていない。 女は10日夜や翌日の大半を警察の留置所で過ごした。英紙サンによると、女はバッキンガム宮殿の使用人とみられ、当時は宮殿の職員約50人と一緒に夜の街に繰り出していたという。 女がガラスを割ったり、バーの従業員に突っかかったりしたとの情報もある。 バッキンガム宮殿の運営者は今回の件を調査中だと述べ、今後処分を下す可能性に言及した。 王室の報道官は英BBCに対し、「王室の複数の職員が絡む職場外での事案について認識している。当該職員らはこれに先立ち、宮殿で行われた夕方のレセプションに参加していた」と明らかにした。 「これは非公式の催しであり、宮殿の公式のクリスマスパーティーではないものの、事実関係の全容を調査する。個々の職員に関して断固とした処分と適切な対応を講じる」としている。 宮殿の報道官はCNNにも声明の内容を確認した。逮捕された女は勾留後、保釈されたという。