夏のJリーグ、ドイツEUROでは「難しい」キックオフ直前のサプライスと「経験できない」白夜【サッカー「古今東西ナイトゲーム」の楽しみ方】(1)
■開催中ドイツEUROでは「後半終了まで」
西に行けば、太陽が沈むのは遅くなります。 同じ2024年6月21日の福岡では日没は19時32分。空は後半開始くらいまで明るいはずです。日没時刻は、北に行っても(つまり、緯度が高くなっても)遅くなります。北海道での日没は19時18分。東京より遅くなるのです。札幌ドームでは……あ、ここは太陽は見えませんね。 さらに北に行くと、日没時刻は遅くなっていきます。そして、北緯66度33分より北の「北極圏」に行くと、夏至の日の太陽は一日中沈みません。これが「白夜」と呼ばれる現象です(本来は「はくや」と言うのが正しい読み方なのですが、今では「びゃくや」という読み方が定着してしまいました)。 日本に住んでいる限り、「白夜」を経験することはできません。日本最北端の宗谷岬でも緯度は北緯45度31分だからです。 ところで、6月21日頃というのは、ちょうどサッカーのワールドカップやヨーロッパ選手権(EURO)が開かれている時期です。 今年も、先日ドイツでEUROが開幕したばかりですね。 ドイツの首都であり、決勝戦の舞台でもあるベルリンは北緯52度30分。北海道よりはるかに北にありますから、後半が終了する頃まで明るいのではないでしょうか。
後藤健生
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