「監訳者が語る『オッペンハイマーの科学』」チラシビジュアル

第96回アカデミー賞にて、作品賞を含む最多7部門で受賞したクリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」。同作の原案本を監訳した物理学者・山崎詩郎による講演会が、8月25日に広島・RCC文化センター、9月7日に長崎・長崎原爆資料館ホールで行われる。 【画像】山崎詩郎（他2件） 映画「オッペンハイマー」は、第2次世界大戦下、原子爆弾の開発に従事した物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの物語。アメリカで極秘に立ち上がったマンハッタン計画によって世界で初めて原爆の開発に成功するが、その惨状を知ったオッペンハイマーが深く苦悩するさまが描かれる。キリアン・マーフィーがオッペンハイマーを演じ、アカデミー賞初ノミネートで主演男優賞に輝いた。 世界唯一の被爆国である日本で、同作は公開決定時や上映時にさまざまな議論が沸き起こった。今回の講演会「監訳者が語る『オッペンハイマーの科学』」では、原案本に記載されているアイソトープ、核分裂、臨界量といった難解な科学用語が、映画の内容に沿ってわかりやすく解説され、平和考察を行うための新たな知見と視点が提供される。チケットはPeatixで販売中。 なお、山崎はこれまでにノーランの監督作「インターステラー」の解説会を100回実施した経験を持つ。そのほか「TENET テネット」の字幕科学監修や公式パンフレットの執筆、書籍「ノーラン・ヴァリエーションズ クリストファー・ノーランの映画術」の監修を手がけてきた。 ※「オッペンハイマー」はR15+指定作品 ■ 講演会「監訳者が語る『オッペンハイマーの科学』」 料金：大人 2000円 / 6歳～12歳 1000円 / 未就学児 無料 □ 広島 2024年8月25日（日）広島県 RCC文化センター 701会議室 開場 13:30 / 講演 14:00～16:00 □ 長崎 2024年9月7日（土）長崎県 長崎原爆資料館ホール 開場 13:30 / 講演 14:00～16:00