いまだに職務質問されるのは「小沢仁志のせい」“Vシネネオ四天王”山口祥行の素顔
任侠作品をけん引し続ける俳優・山口祥行(53)。最新トリプル主演作『ぴっぱらん!!』が間もなく公開を迎える。JACの門を叩いた理由、衰え知らずのアクション、いまだにされる職務質問、盟友たちとの絆。“Vシネネオ四天王”のひとりに数えられるその素顔は、ギャップ萌えの嵐だった……! 【写真】「Tシャツの上からでもわかる」隆起した筋肉を持つVシネネオ四天王・山口祥行 「あいつが、任侠映画の監督をやりたかったんじゃないですかね(笑)」 と、冗談まじりに話すのは、山口祥行。ヤクザ、チンピラ、極道……など、任侠映画に欠かせない“泣く子も黙る”どころか、“さらにギャン泣き”の名優だ。
山口祥行の朋友・崔哲浩が構想に3年をかけた映画
あいつと呼んだ朋友・崔哲浩が構想に3年をかけ、監督・脚本を務めた『ぴっぱらん!!』が11月1日に公開される。トリプル主演は山口、崔、福士誠治だ。 裏社会の抗争の中、百鬼三兄弟の絆と家族愛を描いたバイオレンス・ヒューマンドラマ。山口は百鬼三兄弟の長男・峻を演じている。韓国語で“ぴっ”は“血と雨”、“ぱらん”は“風”の意。 「今はSNS社会で、面と向かって人と人とが本音を言い合えない中で、人間同士のつながりを泥くさく描いた作品です。崔監督らしいと言えばらしいんだけど(笑)」 百鬼組の組長である父親が何者かに暗殺され、散りぢりになった三兄弟。25年を経て、その誇りのもと、ひとつになって父親の復讐を誓う─。 「俺自身も兄弟がいるんですけど、最近ほとんど会えていないんです。でも、元気で健康でいてほしい。離れていても相手のことを思う兄弟の絆には共感しますね」 スタントなしで大勢の敵を次々とぶちのめしていくシーンが圧巻だったと伝えると、豪快に笑って裏話を。 「アクション監督の二家本辰己さんから、前の晩に“人の上に乗っかって、階段から滑り落ちてほしいんだけど”と電話があって。“わかりました”って答えて、次の日現場に行ってみたら、二家本さんはいなくて(笑)」 イメージ先行のむちゃぶりながら、アクションは大迫力。男たちのプライドが詰まったガチンコアクション映画を、か弱き週刊女性読者はどう楽しめばいい? 「三男役の福士誠治が二枚目なんで、そこを見ていただければ(笑)。あとは中年&初老のオヤジ俳優たちがたくさん出ているので、自分の推しを見つけてもらうのもいいんじゃないかな(笑)」