日経平均「米雇用統計」を前に様子見強まり、83.56円高の38,635.62円で取引終了…一時200円近く上昇も買いは続かず【10月4日の国内株式市場概況】
2024年10月4日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
10月4日の日経平均株価は、日銀による早期利上げ観測の後退を背景に買い優勢の展開。前引け時点では前日比200円近く上昇していました。もっとも、NY時間には米雇用統計を控えているほか、中東情勢の先行き不透明感もあり買いが続く展開とはならず、指数ははもみ合いながら上げ幅を縮小。日経平均株価は前日比83.56円高の38,635.62円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが156銘柄、値下がりが68銘柄、変わらずが1銘柄。 日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、テルモ〈4543〉、KDDI〈9433〉、バンダイナムコホールディングス〈7832〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、コナミ〈9766〉、TDK〈6762〉、川崎汽船〈9107〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は18億1,800万株、売買代金は3兆8,802.82億円となり、前日と比べて減少。 業種別では、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、パルプ・紙などが上昇した一方、海運業、輸送用機器械、電気機器が下落しました。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が三陽商会〈8011〉で+252円(+10.53%)の2,646円、2位がワールド〈3612〉で+144円(+7.52%)の2,058円、3位がユナイテッドアローズ〈7606〉で+160円(+7.38%)の2,328円となりました。 一方、値下がり下位は、1位が川崎汽船〈9107〉で-223円(-9.74%)の2,067円、2位が日本郵船〈9101〉で-516円(-9.41%)の4,969円、3位が商船三井〈9104〉で-329円(-6.39%)の4,820円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは40銘柄、年初来安値を更新したのは3銘柄でした。
THE GOLD ONLINE編集部