「ミネラルウォーターなんてもったいない」と言って水道水を飲む夫。体への影響は変わるのでしょうか?
私たちの生活に欠かせない「水」。日常的にミネラルウォーターを飲んでいる人もいれば、水道水を飲んでいるという人もいるでしょう。 そこで本記事では、ミネラルウォーターと水道水の違いについて価格や味、安全性などの観点から比較し、それぞれの利点と欠点を考えてみました。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
ミネラルウォーターと水道水の違い
ミネラルウォーターと水道水、この2つの特徴と違いを理解しておきましょう。ミネラルウォーターとは、特定の水源から採取された地下水や湧き水を原料とし、最小限の処理を施した飲料水です。 一方、水道水は地表水や地下水を浄水処理し、配水システムを通じて各家庭に供給される水を指します。 ミネラルウォーターを規制する法律は「食品衛生法」、水道水を管理する法律は「水道法」と規定が異なるようです。 ■ミネラルウォーターの価格 ミネラルウォーターの価格は、購入するブランドや販売形式によって大きく異なります。コンビニなどでは、500~600ミリリットル入りのペットボトル1本あたり100円程度で販売されていることが多いでしょう。そのほか、高級ブランドや輸入品などの中には1本500円を超えるものもあります。 仮に、600ミリリットル入りのミネラルウォーターを毎日1本コンビニで購入して飲む場合、1ヶ月(30日)あたりの金額は3000円となります。 ■水道水の価格 一方、水道水の価格を見てみましょう。東京都水道局のデータによると、1リットルあたりの単価の目安は0.24円となっています。ミネラルウォーターと同じ量(600ミリリットル×30日=18リットル)を飲むと仮定すると、1ヶ月あたりの金額は4.32円です。 単価は地域によって多少異なりますが、いずれにしても水道水はミネラルウォーターと比較するとかなり安価といえるでしょう。
ミネラルウォーターと水道水が身体に与える影響
ミネラルウォーターには、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれていることが多く、健康にいいとされることがあります。これらのミネラル成分を摂取することで、筋肉痛や足のつり、便秘などの改善が期待できるでしょう。 しかし、ミネラルウォーターのミネラル成分量は製品によって大きく異なり、健康効果を期待して選ぶ場合は注意が必要です。 水道水にもミネラル成分が含まれており、取水地によって成分の割合は異なりますが、一般的にミネラルウォーターほど多くはありません。 水は人間にとって必要ですが、飲みすぎは体に悪影響があることが報告されています。また、ミネラルウォーターには豊富なミネラルが含まれていますが、人によってはお腹がゆるくなったり、含まれるミネラル成分が体に負担となったりする可能性があるため注意しましょう。