「呼吸するために顔だして一生懸命…切ない感じ」北の海で流氷に囲まれ“シャチの群れ”動けず…わずかな隙間から顔を出し息継ぎ 子どものシャチも 救助できず
UHB 北海道文化放送
2月6日朝、北海道・知床の羅臼町沖で、シャチの群れが流氷に閉じ込められ身動きがとれなくなっているのが見つかりました。 一面が流氷に覆われた海のわずかな隙間から顔を出し、息継ぎをするような動きをしているシャチの群れ。 この映像は、午前10時ごろ、知床の羅臼町の沖合1キロほどの場所で撮影されました。
町によりますとシャチは少なくとも13頭ほどの群れで、子どものシャチも確認されました。 「穴が小さくみんな縦になって、呼吸するためにだけ顔だして、一生懸命。切ない感じでしたね」(ワイルドライフプロ 土屋誠一郎 さん) 流氷のない沖合までは数キロ離れていて、シャチは身動きができない状況になっているということです。 海は一面流氷に覆われているため、町なども現場に向かって救助することはできないということで、状況を見守っています。 陸上からは現在も十数頭のシャチが確認できているということです。
UHB 北海道文化放送
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