ロボットの技術競い合い 熱戦繰り広げる 計46チームが創意工夫を施したマシンで/岡山・津山市
第29回「つやまロボットコンテスト埋めつくせ!シャッフルパックロボコン」が15日、岡山県津山市の久米総合文化運動公園体育館で開かれ、小中学生の部23チームと高校一般の部23チームが、創意工夫を施して作り上げたロボットで技術を競い合った。 【写真】独自にアレンジしたマシンで技術を競う子どもたち
ものづくりに対する機運の高揚を図り、地域産業の活性化につなげようと市が主催するコンテストで、シンガポール、タイの海外勢も含めて約200人が参加。小中学生は配布された製作キットを基盤に独自のアレンジを加えたものを、高校生以上は研究を重ねて完成させたオリジナル作品を持ち込んで勝負に臨んだ。
試合はコートの中央や相手のテリトリー付近にある特定のエリアに円盤(パック)を打ち込んで、入った得点を競うというルールで、予選は2分、本戦3分の間に2チームが対戦。選手は無線コントローラーで慎重にロボットを動かしながら狙いを定めてパックを打ち飛ばし、得点をたたき出すと、見守っていた観客から拍手が送られた。
ステンレス製のハンマーで力強いショット繰り出すマシンを作り、小中学生の部で優勝したチーム・ぴよコーン(こどもICTプログラミングスクールみらいコード所属)の櫻井花さん(10)=備前市=は「マシンを作る時は大変だったけど完成した時はうれしくて何度も練習した。今日はとっても楽しかった。また参加したい」と笑顔で話していた。
ぴよコーンを除く上位入賞チームは次の通り。
【高校一般】▽優勝(津山ロータリークラブ賞)=モンクット王工科大学トンブリー校(タイ)▽準優勝=NexGen(ロボコンハウス)▽3位=津工ロボット電気科電子工作部(津山工業高校)▽技術賞=岡大ピーチ(岡山大学ロボット研究会)▽アイデア賞=ニーアンポリテクニック校(シンガポール)▽デザイン賞=Integral(個人)
【小中学生】▽準優勝=はるいつしょう(個人)▽3位=神のお使い(津山中学校)▽技術賞=The・Genius・MOON(TheGeniusNPO)▽アイデア賞=The・Genius・PHOBOS(同)▽デザイン賞=池田家(林田小学校)
津山朝日新聞社