軽トラサンバーはモンキーカスタムのイメージ!? トランポもリフレッシュしよう!! Vol.20
純正流用でアップグレード可能な適合部品探し
中古部品探しの際には、ブレーキキャリパーとブレーキバッドがセットで出品されているものが理想的です。
何故なら「バッドシム」と呼ばれるブレーキパッドの裏側に装着する、サポートプレートの有無が、キーポイントになるからです。実は、新品ブレーキパッドは購入できても、パッドシムは、純正のセット部品でしか設定が無く、それを純正部品で購入するとなると、驚きの出費になってしまいます。 当初は、何も考えることなく、疑うことも無く、わがTWワゴンと同じ年式(13インチの後期型用)ブレーキキャリパーを購入しました。格安のオークション出品を、ポチッとしたわけです。ところが、そのキャリパーには、パッドとパッドシムが付属していませんでした……。
パッドを買おうとして驚いたのが「シムの単品販売が無かった」ことです(サンバーシリーズに関しては)。新品パッドとシムのセット部品を購入しようと思いましたが、オークションを見ていたら、ディスクローター、ブレーキキャリパー、キャリパーブラケット、ブレーキパット&パッドシムの激安セットが出品されていたので、再び落札。 すでに購入済みのローター2枚と左右ブレーキキャリパーがダブッてしまいますが、その中古フルセットを落札した理由は、純正新品のブレーキパッドセットよりも、はるかに中古フルセットの方が安価だったからです。 紆余曲折を経て、手持ち部品をすべて持って、いつもお世話になっているバイク仲間のガレージを訪ねました。車体をリフトアップしてから前輪を取り外し、部品を仮り組みしながら、マッチングの状況確認を行いました。 すると、手持ち部品だけで、何とか成立しそうだと判断できました。ならば早速、自動車メンテナンスのプロである仲間の指示を仰ぎながら、部品交換開始。 ナックル&ハブとローターカバーも大径ディスクに合わせて13インチホイール用に交換しようと思いましたが、ナックル周りを分解しないと交換できないのと、12インチ用カバーをプライヤーで曲げて成型したほうが、ブレーキローターが冷えそうなので、今回は12インチ用カバーを改造して利用することにしました。 純正部品の流用でフロントブレーキ強化を行いましたが、その後、新品パッドにアタリが出ると、それまでの効き具合から一転!! それはもう良く効きます!! ワゴンと同じように、コントロールしやすい軽トラサンバーのブレーキへと変身しました。
たぐちかつみ