イトーヨーカドー溝ノ口店で「マヨネーズボトル水平リサイクル」実現へ向け実証実験、家庭での使用済み「マヨネーズボトル」を回収、キユーピーや味の素らが協業
イトーヨーカ堂は7月1日から、実証実験としてマヨネーズボトルの水平リサイクルに向けイトーヨーカドー溝ノ口店(川崎市高津区)で使用済みマヨネーズボトルの回収を開始する。 【画像】マヨネーズボトルの水平リサイクル 回収ボックスイメージ、リサイクルイメージ、対象商品一例
実証実験は、セブン&アイ・ホールディングスが参画しているクリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(官民連携プラットフォーム)、キユーピー、味の素、アミタホールディングス、川崎市と協業して、マヨネーズボトルの水平リサイクル実現に向けて必要な技術の確立と仕組みの構築を目指す取り組み。
〈マヨネーズボトル回収概要〉
回収対象は、家庭での使用済みのマヨネーズボトルで、 マヨネーズ(JAS規格)以外の半固体状ドレッシングなどのボトルも対象となる。「キユーピーハーフ」「ピュアセレクト コクうま 65%カロリーカット」など。 実施期間は、7月1日から2025年6月30日まで。 回収方法は、〈1〉フタとシールをはがす〈2〉水を1/3入れて、振って洗う〈3〉ハサミで半分に切り、スポンジで洗う〈4〉乾燥させ、マヨネーズボトルのみ回収ボックスに入れる――。
◆マヨネーズボトル水平リサイクルへの取組み
マヨネーズボトルのリサイクルについては、使用済みPETボトルのような水平リサイクルの仕組みが社会的に実装されていない。 日頃から地域と一緒にリサイクル活動の啓発・推進に取り組んでいるイトーヨーカドーの店頭で回収を行うことにより、マヨネーズボトルの水平リサイクルの実現性を探っていく。 取り組みでは、素材・設計上、水平リサイクルの可能性がある使用済みマヨネーズボトルの回収を通じて、回収量や回収効率等を検証していく。
食品産業新聞社
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