「猫は猫かわいがりしていいですよ」 獣医師の言葉に励まされ保護猫と歩んだ日々 “うちの子記念日”に祝福の声続出
「今日はクロちゃんのうちの子記念日です。保護したときに獣医さんは『猫は猫かわいがりしていいですよ』って言っていたので言いつけは守らないとね」 【写真】飼い主さんに保護されおうちにやって来た日(左)と現在のクロちゃん そんなコメントとともに投稿された2枚の写真には、飼い主のXユーザー@pepekurogomaさんの愛猫「クロ」ちゃんが写っています。 1枚目は、飼い主さんに保護され、おうちにやって来たとき。2枚目は、3歳になった現在の姿を撮影した写真です。素敵な黒い毛並みは、さらに輝きを放ち、ビロードのようにツヤツヤに。飼い主さんを見つめるまん丸おめめは昔も今も変わらず、とてもキュートです。 この写真がXで公開されると、リプライ(返信)には「クロちゃん、うちの子記念日おめでとうございます。う……うちの子と同じ名前だわ。長生きしてね。保護前もかわいいけれど、最新のクロちゃんはツヤツヤで子猫のようにかわいいお顔になりましたね。幸せなのね」「クロちゃんうちの子記念日おめでとうございます。いつも表情豊かで、飼い主さんへの信頼を感じます」「うちのこ記念日、おめでとうございます。素敵な獣医さんですねぇ。やっぱり最新はつやっつや」など、クロちゃんの記念日を祝福する声がたくさん寄せられました。
勤め先のそばで出会ったクロちゃん 厳冬に保護することを決意
クロちゃんを保護したのは、2020年の冬でした。飼い主さんが勤める会社のそばで生まれたクロちゃんは、朝から晩まで会社の事務所前に座っていたそうです。 飼い主さん: 「いろいろな人にかわいがられていました。でも、クロが暮らしていた場所は、大型トラックの出入りが多くいつも危険と隣り合わせ。さらに、寒さに耐える姿を目にしていてもたってもいられなくなりました。『自由な世界から狭い世界に閉じ込めて良いものか』という葛藤もありましたが、熟慮の末、保護して今に至ります」 飼い主さんにとって、猫と暮らすのはクロちゃんが初めてでした。まず、クロちゃんを連れて動物病院へ。診察を終え、フードやトイレなどの説明を受けたあと、獣医師から「猫は猫かわいがりしていいですよ」と言われたそうです。飼い主さんにとって、この言葉は大きな励みになりました。 飼い主さん: 「肩の力を抜いて猫と接して良いのだと気持ちが楽に。ありのままのクロを全力で受け止め、一緒に暮らしていこうと決意しました」 こうして、飼い主さんのおうちで新しい“猫生”を歩むことになったクロちゃん。初日は、不安そうな様子でしたが、すぐに安全な場所であることを理解したクロちゃんは、おうちの中を探検するようになりました。 飼い主さん: 「人間は怖くないとわかってもらうために、スキンシップは控え、ジロジロと見ないように気をつけて、クロのペースで慣れてもらえるように心がけました。とても落ち着いた性格で、病気にかかることも無かったので、一緒に暮らし始めて苦労することはまったくありませんでした」