「台風5号」から一夜 岩手県各地の被害状況は
日テレNEWS NNN
12日、岩手県大船渡市付近に上陸し、記録的な大雨をもたらした「台風5号」から一夜が明けました。上空から被害の状況を取材しました。 【動画】台風5号“異例コース”東北を横断…記録的大雨 日本の南海上で“新たな台風”か…16日に関東など接近の恐れ 岩泉町の中心部です。12日の大雨の影響で町内を流れる小本川と清水川は13日も濁った水が激しく流れています。川に面した路肩が大きくえぐられているのが上空からもはっきりと確認できます。 町の中心部からみて北に位置し、日本三大鍾乳洞のひとつ、岩泉町を代表する観光地の龍泉洞です。鍾乳洞の中から大量の水があふれだしています。 本来なら夏の観光シーズンのかき入れ時ですが、12日から当面、閉洞となっています。 久慈市です。12日、市内の下戸鎖地区で48時間降水量の最大値が481.5ミリと観測史上最大を記録しました。 12日、市内の滝ダムから下流の長内川に「緊急放流」を行い、流域の長内町と小久慈町の4177世帯、およそ8300人に、災害の危険度が最も高い「緊急安全確保」が一時、発令されました。 「台風5号」は13日未明、熱帯低気圧に変わりましたが、記録的な大雨により、地盤の緩んでいるところや増水している川があり、土砂災害などに警戒が必要です。