【開幕特集】志垣良新監督を迎えた今季は「勝ち点55」を目標に設定。レノファ山口FCは新指揮官とともに新たなスタートを切る|J2リーグ
2024シーズンの明治安田J2リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
名塚善寛体制3年目を迎えた昨季、開幕直後は好スタートを切ったが、その勢いもすぐに途絶え、5月に名塚善寛監督を解任。中山元気コーチが暫定指揮を務めた後に、フアン・エスナイデル監督を招聘したが、攻守両面で課題を解消できず、何とか残留を死守する悔しいシーズンとなった。 FC大阪で指揮を務めていた志垣良新監督を迎えた今季は、「勝ち点55」を目標に定めている。新戦力は、世代別日本代表経歴のある若月大和や加藤潤也ら得点力不足解消が期待できるタレントに加え、新指揮官の下でプレー経験のある板倉洸や相田勇樹も獲得した。昨季、FC大阪でリーグ屈指の堅守を築いた新監督の手腕が期待される。
注目選手紹介:若月 大和
生年月日:2002年1月18日(22歳) 昨季成績:7試合0得点(J1) U-17ワールドカップに出場した逸材ストライカーは、2019年に湘南で特別指定選手として公式戦デビューを飾り、その後はスイスのシオンFCへ期限付き移籍した。22シーズンに湘南に復帰したものの、思うような出場機会を掴めず、ここまでのキャリアは苦戦を強いられてきた。 そんな21歳は今季、山口へ完全移籍で加入し、背番号9を背負ってチームの新たな得点源として期待されている。昨季、リーグワーストの得点力に終わったチーム事情を踏まえれば、この男にかかる期待は大きい。初めて挑戦するJ2を舞台に、武器のスピードとドリブルを発揮し、新天地でその才能を輝かせることができるか注目だ。
注目選手紹介:加藤 潤也
生年月日:1994年12月30日(29歳) 昨季成績:39試合9得点 得点力不足に悩まされてきたチームにとって、経験豊富なこの男の加入は心強い。 2017年にガイナーレ鳥取でプロキャリアをスタートさせたアタッカーは、高卒ルーキーながらチーム最多の11得点をマーク。その後に在籍したザスパクサツ群馬やツエーゲン金沢でもコンスタントに結果を残し、主力として活躍してきた。 金沢に完全移籍した昨季もチームが苦しむ中、チームトップタイの9ゴールをマークし、得点力の高さは申し分ない。両サイドに加え、トップ下も務められる攻撃的なアタッカーとして、新天地でも攻撃のキーマンになるだろう。