飛び級できる!? A代表に呼びたいU-23日本代表選手6人。将来有望の若武者たち
MF:平河悠 生年月日:2001年1月3日 所属クラブ:FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績:4試合1得点0アシスト FC町田ゼルビアに所属する平河悠は、今季初挑戦となるJ1でも高いパフォーマンスを発揮している。現在Jリーグで最も注目されている選手の1人だ。U-23マリ代表戦でもフリーキックからのこぼれ球を冷静に流し込んでゴールを奪った。 山梨学院大学在学中から特別指定選手として町田で公式戦に出場していた平河は、大卒ルーキーとして臨んだ2023シーズンにブレイクした。リーグ戦35試合出場6ゴール4アシストをマークし、クラブのJ1初昇格に大きく貢献した。今季も第4節まで全試合にフル出場しており、町田の快進撃を支えている。 左右のWGとしてプレーする平河の魅力はスピードにのったドリブルにある。縦への突破や鋭いカットイン、そこから繰り出される精度の高いクロスと多彩な攻撃バリエーションがあり、個で状況を打開することができる。また、走力を活かした強度の高い守備でもチームに貢献することができる。 今季の平河は主に町田で左WGとして起用されている。負傷により三笘薫がA代表に招集されていない状況では平河の突破力が武器になるだろう。中村敬斗、前田大然とはタイプが異なる選手であるため、状況に応じた起用も可能だ。
FW:藤尾翔太 生年月日:2001年5月2日 所属クラブ:FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績:4試合2得点1アシスト サッカーU-23日本代表の9番を背負うストライカー藤尾翔太は得点こそあげることはできなかったが、U-23マリ代表戦では前線で存在感を発揮していた。 セレッソ大阪の育成組織出身の藤尾はトップチームでは出場機会に恵まれなかったが、2021年6月に水戸ホーリーホックに期限付き移籍すると得点力を発揮し始める。昨季にFC町田ゼルビアに加入して33試合出場8ゴールをマーク、今季J1でも第4節までに2ゴール1アシストと好調で、それが代表戦でも表れていた。 藤尾は得点能力もさることながらポストプレーも魅力だ。U-23マリ代表戦では優れたフィジカル能力を活かしてボールをキープし、攻撃の起点となっていた。身体能力の高いアフリカ人選手にも通用する藤尾の存在は日本の武器となるだろう。 A代表の2列目には堂安律や久保建英、南野拓実に三笘薫とタレントが多く揃っている。彼らを活かす上でも前線でボールを収めてチャンスを創出する働きがFWには求められる。J1第3節の鹿島アントラーズ戦では、平河悠へパスを中継してアシストを記録するシーンを見せた。こうした藤尾の強みはA代表にもマッチするはずだ。
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