迫力あるレースを見せてくれそうな宮本夏樹(左)と酒見峻介

　ボートレース大村の「夜の九州スポーツ杯」が4日に幕を開ける。実力派A1レーサーにベテラン、個性派と出場選手の顔ぶれは多士済々。この激戦シリーズの見どころを大村ボート公式ユーチューブ番組のMCを務める星奈美紗希が解説する。 【写真】中田竜太＆浜田亜理沙の夫妻にインタビューする星奈美紗希 【星奈美紗希のみさちぇーく】こんにちは！　ボートレース大村ユーチューブ配信「オムスタ24」レギュラーMCの星奈美紗希です。4日よりボートレース大村にて「夜の九州スポーツ杯」が開幕します！ 　A1選手は西島義則選手を筆頭に、9人参戦の今シリーズ。沢田尚也選手や原田才一郎選手と若手成長株の参戦もあり、ベテランから若手まで揃った混戦必須のシリーズになりそうです。 　地元の長崎支部からは6人参戦。当地2節前のミッドナイトレースを制した石橋道友選手も参戦ということで、当地連続優勝に期待がかかります。 　今回の舞台となる大村はボートレース発祥の地。まず旅打ちで大村に行く方にぜひおすすめしたいのが、フードコートにある佐世保バーガーの「KAYA」です。出場選手も準優勝戦のお昼に食べている一品。初めて食べた時「肉も卵もトマトも全部おいしいし、こんなおいしいハンバーガーってあるんだ」と衝撃を受けたぐらいのおいしさです。ぜひ食べてみてください！ 　1人目は、地元・長崎支部から宮本夏樹選手です。全国各地で外枠から万舟を叩きだすことから「穴男」と呼ばれている宮本選手。個人的には5コースにいると「まくり差してくれないかなぁ」と舟券のアタマ（1着）で買いたくなるんですよね。前節の津G3企業杯でも、3日目に5コースからまくり差しを決めて、3連単3万706円の波乱を演出しています。 　今回、宮本選手を注目選手にあげた根拠は、大村の出走頻度の高さ＆相性の良さです。2024年はこれまで正月戦、GW戦の里帰りシリーズに加え、2月のBOATBoyカップと3月の桜祭り競走と、今年はすでに4回も走っているのです。月1ペースで大村に出走。その4節とも準優勝戦に駒を進め、そのうち1節は優勝戦に駒を進めています。 「穴男」らしく2018年7月のデビュー初優勝も、戸田の4コースから差して3連単1万9010円の高配当を叩き出しました。地元初Vに期待したいです。 　注目選手2人目は佐賀支部のまくり屋・酒見峻介選手です！　酒見選手といえば「伸び仕様の調整を駆使したまくり」が武器ですよね。決まり手を見てみると、現代ボートレースの2コースの1Mは「差し」が大部分を占めますが、酒見選手の過去1年間の2コースの1着はすべてまくり！　 　その他のコースでもまくりの決まり手が大部分を占めており、酒見選手＝まくる→まくる酒見選手の右隣の選手にも展開が向く！　と予想するときにとても分かりやすい選手なのです。 　今年は強豪選手が揃いに揃うからつのお正月戦で優出。地元主力が集結する正月、GW、お盆の地元戦の優勝戦に初めて乗りました。2月にも2優出と順調でしたが、近況はアクシデントもあり、やや低調。ここでリズムを上げていきたいところ。伸び型エンジンを引けば、直線に寄せた調整をしてコース問わずにまくってくれること間違いなしです！ 　最後に今節はエンジン、ボートの使い納め節です。驚異的な伸びを見せていた19号機とも今節でお別れになります。その破壊力抜群のエンジンを引いたのは谷本幸司選手です！　ぜひ、ご注目ください！