「進次郎とは違って軽くない!」「キレ者で人格者」地元で愛される “コバホーク” 小林鷹之のアキレス腱。懸念される「統一教会とのつながり」と「二階派との遺恨」
「進次郎氏と違って“軽さ”がない」との声も
同じく若手のホープであり、総裁選ではライバルになると目されている小泉進次郎元環境相とも面識があるというこの市議は、「党の刷新は小泉進次郎さんも打ち出していますが、言葉の重みとか知識の量がまったく違います!」とポテンシャルの違いを強調する。 そして、「小林議員にはああいう『軽さ』はありません。今、『安倍派(=清和政策研究会。すでに解散)が応援している』とマスコミに書かれていますけど、派閥とかではなくて、一緒に仕事をされた方だったらみな、小林議員を応援する気持ちになると思います。これからどんどん活躍して関わる人が増えれば増えるほど、小林議員を総裁に! という機運は高まると思います」と期待を寄せた。 国会議員に当選する前からの知り合いという別の市議も、「あんなパーフェクトな人は見たことがない。人柄も最高だし頭もよくて、気遣いもできる」と二重丸をつける。 「挨拶回りとかでも手抜きが一切ないですからね。悪く言う人なんか本当にいないんじゃないかな。誰かの愚痴とか悪口も言わないし。特定の団体に特化してどうこうっていうのもなくて、お金にまつわる寄付とかもそんなにないんじゃないかな。そういう意味では、いわゆるお金を持っている議員ではないと思うけど、誰にでも愛されるし、今回は本当にいいチャンスだと思います」(同市議)
会見で統一教会とのつながりを指摘されると…
政治的には対立する立場にある野党系の市議からの評判も上々だ。 立憲民主党との関係が深い地元市議の一人は「党は違うけれども、やっぱりいろんな仕事でお会いするじゃないですか。若いけどしっかりされている方という印象です。やっぱりみなさんおっしゃるのは人柄ですよね。 千葉では野田(佳彦元首相)さんもけっこう人柄には定評があったりとかするけど、彼も八千代ですごく評判がいい」と地元での人気ぶりに舌を巻く。 ルックスよし、経歴よし、評判よし。まさに「コバホークに死角なし」といった様子だが、本当に欠点はないのか。 地元で総裁選に向けた懸案店として囁かれているのは、「裏金問題」とともに自民党を窮地に追い込んだ、ある宗教団体との関係である。 ある共産党関係者は「マイナスなことっていうと、統一教会(旧統一教会)のことかなぁ。すでに現役を退いた、ある地元議員を介して教団とつながったようです」と声を潜める。 8月19日の会見でも、この旧統一教会との関係については質問が出ている。 同問題を長年にわたり追及しているジャーナリストの鈴木エイト氏が質問に立ち、「(小林氏の)地元の有力な支持者の中に複数の統一教会の関係者、地区の幹部がいることを確認している」と指摘。そのことへの認識を問い、「岸田総裁以上の厳しい対応を党内、そして統一教会に対して取れるのか」と畳みかけたのだ。 小林氏は「厳しい対応を取る」と即答したものの、自身の支援者と教団との具体的な関係性については「それぞれ私人であり、ひとりひとりのプライバシーに関わる話だ」とコメント。 支援者と教団との関係確認などの対応については、「ひとりひとり聞くことには限界があることは認識いただきたい」と述べるにとどめている。