甲子園ベスト16 注目選手は?
夏の甲子園は8月17日からいよいよ3回戦に突入します。センバツ優勝の浦和学院(埼玉)や決勝戦延長15回引き分け再試合を制した瀬戸内(広島)、強打の日大三(西東京)など、優勝候補が次々に初戦で敗れる波乱もありましたが、大阪桐蔭など注目選手を擁する強豪校は順調に3回戦へコマを進めました。3回戦以降、優勝争いのカギをにぎる注目選手をまとめました。 夏連覇のかかる大阪桐蔭。中でも注目は森友哉捕手。今秋のドラフト会議では1位候補と言われています。170センチの小柄な体格ですがパンチ力は十分。1回戦では、日本文理(新潟)と対戦し、4打数3安打4打点2本塁打の大活躍でした。 常総学院(茨城)の主砲・内田靖人内野手も複数のプロが注目する大型スラッガー。初戦では、3打数2安打3打点1本塁打の大活躍。県大会決勝戦では、サヨナラ本塁打を放つ勝負強さも兼ね備えています。 2年生に“超高校級”が多いのも今大会の特徴です。明徳(高知)は、2年生エースの岸潤一郎投手は2回戦、好投手の山岡泰輔を擁する瀬戸内(広島)との投手戦を制し、16強にコマを進めました。次戦、大阪桐蔭・森 vs 明徳・岸との勝負は注目です。 今年、注目選手の1人、桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手を攻略して、甲子園に出てきた横浜は、貫禄の16強入り。浅間大基外野手、高濱祐仁内野手の2年生コンビがクリーンアップに座り、打線に勢いを与えます。浅間は丸亀(香川)戦で5打数5安打の固め打ち。高濱は5打数1安打ながら、本塁打を含む3打点と勝負強さを発揮しています。 2年生投手として、注目なのがセンバツで772球を投げ抜き、準優勝投手となった済美(愛媛)の安楽智大投手。三重戦では、大会最速のMAX155キロをマークしました。しかし、9回に追撃をうけ、9回7失点。3回戦では、本来のピッチングに期待したいです。 投手力で、ここまで安定した投球を見せているのが、前橋育英(群馬)、高橋光成投手。岩国(山口)戦では、13奪三振で完封。樟南(鹿児島)戦でも6三振で完封と18イニング無失点のピッチングをみせています。