ガザの家族を捉えたドキュメンタリー映画「忘れない、パレスチナの子どもたちを」予告編
ドキュメンタリー映画「Eleven Days in May」が、「忘れない、パレスチナの子どもたちを」の邦題で10月4日より東京・アップリンク吉祥寺、京都・アップリンク京都ほか全国で順次上映される。YouTubeでは予告編が公開中だ。 【画像】「忘れない、パレスチナの子どもたちを」予告編はこちら 2023年10月にイスラム組織ハマスとイスラエル軍の対立が激化し、停戦の兆しが見えないまま戦闘が続き、犠牲者が増え続けるパレスチナ・ガザ地区。ガザ保健省の発表によると、8月16日時点で死者は4万人を超え、そのうち約1万5000人以上が子供だという。 本作では、空爆によって子を失った家族の証言やアーカイブを通じて、子供たちの物語が明らかになる。パレスチナ人のモハメッド・サワフ、イギリス人のマイケル・ウィンターボトムが監督を担い、「幼い犠牲者を追悼する」との思いで制作した。2人から届いたコメントは下記の通り。「メッセージ」に楽曲「On the Nature of Daylight」を提供したマックス・リヒターが音楽を手がけた。 予告編には、家族を失った少年が空爆の跡地で「ここに僕は立っていたんだ」と語る姿や、大切な人を突然失った人々の言葉が収められた。 なおアップリンクは、鑑賞料金のうち100円をガザの子供たちを支援する団体に寄付すると発表した。 ■ モハメッド・サワフ コメント 戦争の厳しさにもかかわらず、撮影中に家族の話を聞き、子供たちを失った悲しみを目の当たりにしたとき、 彼らの反応は戦争そのものの経験よりも私たちにとってつらいものでした。 ■ マイケル・ウィンターボトム コメント 遠い国の戦争について聞いても、あまり心配しないのは簡単です。 この映画は、子供たちと、彼らを悲しむ家族に声を与えようとしています。 人々が彼らの話を聞けば、彼らは忘れ去られることはないでしょう。 (c)Revolution Films 2022