EcoFlowが家庭用蓄電システムとして活用できるポータブル電源「DELTA Pro Ultra」を発売
活況を極めるポータブル電源市場でレンタルや月額制サービスで注目を集める「EcoFlow」。日本はもちろん北米やドイツなどに拠点を持ち、世界約100カ国、250万人以上から支持されるポータブル電源の製造・販売メーカーです。そのEcoFlowから大容量の次世代ポータブル電源として期待される「DELTA Pro Ultra」を発売。バッテリー容量3600Wh~21.6kWh、定格出力3000Wの「DELTA Pro」をも凌ぐ大容量モデルとして期待されます。 【写真】大容量の次世代ポータブル電源、EcoFlowのDELTA Pro Ultraの詳細を見る(全23枚) 特徴は6kWhの最小ユニットで一般家庭が使用する電力を蓄電し、最大30kWhまで拡張できること。つまりポータブル電源単体で使うことができ、必要であればプラグインプレイ方式でバッテリー容量の拡張が可能。接続にかかる時間はわずか1分で簡単に拡張させることができます。
省スペースで家庭用蓄電のすべてが賄える
本体サイズはインバーターが690mm×481mm×214mm/重量31.7kg、バッテリーが660mm×495mm×204mm/重量50.7kgとなり、これらは最大5台を積み重ねることで、驚くほどの省スペースで家庭用の蓄電システム化を実現させることができます。さらに天候が良ければプラグアンドプレイ方式の太陽光発電システムとの併用で、最大5.6kWのソーラー入力が可能。わずか60分のソーラー充電で緊急時に必要な電力を供給することができます。電力メーカーによる商用電力に頼らずとも、24時間連続使用の高負荷にも耐えることができ、10年間以上の長期に渡り安心して利用することが可能です。
マルチに使える様々な充電方式にも対応
充電方法は100V/200Vはもちろん、6通りの充電方式が使えるマルチ充電により最大7600Wの入力を実現。もちろん単層2線3線、100V/200Vを出力でき、200Vのエアコンが使えるほか、単層3線分基盤にも供給。定格出力6000W(瞬間出力9000W)はダテではありません。
優れた静粛性と高機能を搭載
ポータブル電源を使用したことがあれば分かるかと思いますが、充電中に排熱用のファンによる多少の騒音は避けることができません。しかし「DELTA Pro Ultra」の気になる騒音は2000W以下での稼働時では0dB、それ以上の電力消費時でも30dBと高い静粛性を誇ることでキャンプシーンはもちろん、家庭で使用する際もほとんど気にならないレベル。 また、独自の冷却機能である「X-cooling」と呼ばれる蓄電池業界初となる高品質の焼結ヒートパイプ11本を搭載。他の放熱構造とともに放熱と伝達の効率を高めることで、24時間の連続使用での高負荷にも耐えることができます。 なお充電温度範囲は-20℃~45℃となっており、気温が0℃未満になると自己発熱を自動で開始(無効にもできる)。環境によっては日本全国どこでも快適に使える訳ではありませんが、3500回の充放電後でも80%+SOH(バッテリーの健全性)を維持することが可能。5年のメーカー保証付きとなっています。 電力会社から電気を買わない生活が夢ではない「DELTA Pro Ultra」。まずはキャンプや車中泊に適した「DELTA」シリーズや軽量で小型の「RIVER」シリーズもライナップするので、その実力に触れてから必要に応じて、大容量のポータブル電源の購入を検討してはいかがでしょうか。
佐藤幹郎