尹大統領 原発産業の完全正常化に意欲「政治に左右されてはならない」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は30日、東部の慶尚北道蔚珍郡で開かれた新ハヌル原子力発電所1、2号機の総合完工式と3、4号機の着工式に参加し、「原発ルネサンスを迎え、1000兆ウォン(約111兆円)のグローバル原発市場が開かれている」とし、チェコの原発事業受注を足がかりに、韓国の原発産業の輸出をさらに増やし、「原発エコシステム」の完全な正常化にさらに注力すると述べた。 尹大統領は大統領候補だった2021年12月、同地を訪問し、当時の文在寅(ムン・ジェイン)政権の脱原発政策の廃棄を公約として掲げた。 22年12月に完工式が行われた1号機は尹大統領の就任後、最初に完工した原発で、3、4号機は就任後初めて着工する原発。 3、4号機は発電事業許可まで受けながら、前政権の脱原発政策により2017年に建設がストップし「脱原発の象徴」とされていた。 尹大統領は「政治によって原発産業の未来が崩れることがないよう『2050中長期原発ロードマップ』を用意し、『原発産業支援に関する特別法』制定に最善を尽くす」と話した。
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