2年連続で“世界最高GK”の称号を得たE・マルティネス「僕を助けてくれたすべての方々のおかげ」
フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は28日、年間最優秀GKに贈られるヤシン・トロフィーの受賞者を発表し、アストン・ヴィラに所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが2年連続で選出された。この結果を受けて、E・マルティネスが自身の公式Instagram(@emi_martinez26)に感謝の言葉を綴っている。 【動画】ヴィラとアルゼンチン代表の“守護神”は今年も健在! ヤシン・トロフィーとはGK版のバロンドールで、2019年に新設された。GKとして唯一バロンドールを受賞したことのある元ソビエト連邦代表(※当時)GKの故レフ・ヤシン氏にちなんだ名称となっている。初年度にリヴァプール所属のブラジル代表GKアリソンが同賞に輝いたのを皮切りに、翌年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、以降はパリ・サンジェルマン所属のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、レアル・マドリード所属のベルギー代表GKティボー・クルトワ、そして昨年はE・マルティネスがトロフィーを掲げてきた。 そんなヤシン・トロフィーは、2024年もE・マルティネスの手に渡ることとなった。現在32歳のE・マルティネスは、所属するアストン・ヴィラにおいて、評価対象となる2023-24シーズンは公式戦47試合に出場。プレミアリーグでは全38試合中34試合のゴールマウスを守り、1982-83シーズン以来42年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の原動力となっただけでなく、9試合に出場したカンファレンスリーグ(ECL)でも、ベスト4入りに貢献した。 また、アルゼンチン代表としても今夏に開催されたコパ・アメリカ2024で全6試合にフル出場。うち5試合でクリーンシートを達成しただけでなく、唯一失点を許した準々決勝のエクアドル代表戦でも、1-1で突入したPK戦で2本のPKをストップする活躍を見せ、アルゼンチン代表を大会連覇に導いていた。 これらの活躍が評価される形で、E・マルティネスは今年も“世界最高GK”の称号を得ることとなった。アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表GKウナイ・シモン、レアル・マドリードに所属するウクライナ代表GKアンドリー・ルニンを抑え、2年連続でヤシン・トロフィーを受賞したE・マルティネスは、自身の公式Instagramを通して、次のようにコメント。素直な心境を明かした。 「この偉大な賞に輝けたことに心から感謝している。この重要な賞を再び受賞することができたのは、僕を助けてくれたすべての方々のおかげだ。本当にありがとう」
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