第一線を退く上田桃子が記者会見 「次の人生を考えたとき、年齢的なものを含めて今かな」/国内女子ゴルフ
女子ゴルフで今季限りで第一線を退くことを表明していたツアー通算17勝の上田桃子(38)=ZOZO=が7日、千葉県内で記者会見した。「30歳を過ぎたころから、毎年合宿を始める前に今年1年やれる心技体があるのかというのを考えていた」と語り、「最終的に、よし次に行こうと思ったのは今年の日本女子オープンが終わってぐらいから」と決断の時期を説明した。 3日の投稿では、「プロになって今年で20年。2024年シーズンをもって、突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います」「次のステップへ歩き出そうと思います」などと報告していた。これまで60回挑戦した国内メジャーの舞台を制すことができず、「今までの準備の仕方は間違っていなかったとかいろいろ考えた。最終的に精一杯やれることは毎年毎年やってきた。ゴルフをやっている間、本当に1回も年齢のことは気にしたことがないし、38だからって飛距離も落ちてはいない。ただ次の人生を考えたとき、年齢的なものを含めて今かなと思った」と口にした。 上田は2005年にプロテスト合格。07年に当時の最年少の21歳で賞金女王に輝いた。今季は28試合出て優勝はないが、来季シードが得られるメルセデスランキング45位につけている。あす8日開幕の「伊藤園レディス」(千葉・グレートアイランドC)を含む残り2試合にはエントリーしており、「今週と来週をどうやったら勝てるか、ということしか考えていない」と意気込んだ。