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フジテレビの取材申請ツイートが物議 これは“乞食”行為なのか?

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「ネット対テレビ」の構図

 テレビから頻繁に取材を受けている、ソーシャルメディアの専門家・評論家の落合正和さんは、今回の騒動について「ネット対テレビ、という構図が日本ではでき上がっていますね。やはりまた起きたか、という感じです」と受け止める。  「テレビ側には、ネットに視聴者を取られている危機感もあり、『ネットを敵対視しているな』と感じる時はある。でも、制作している人は正義感や使命感で動いている人ばかりと感じる。私も、彼らが寝ないで必死にコンテンツを作っている姿を見ている。そういう現場を知らずに、ネットユーザーは勝手なことを言っている」と、落合さんは指摘する。  落合さんによると、そもそも番組スタッフの多くが、下請けの制作会社やアルバイト。今回、ツイッターでメッセージを出したのも、現場のアルバイトとみられる。とすると、「高年収でラクをしてる」という批判は当たらない。それにテレビ番組制作費は削られる傾向にあり、制作会社も苦しい。  落合さんは「最近のネットでは、根拠のないマスコミ批判が広がりすぎ。表層だけとらえて、短絡的に批判するコメントが飛び交っている。一部の極端な意見が幅をきかせ、それに流されている人ばかり。最近のネットユーザーの情報リテラシーは低すぎる」とため息をつく。  一方で、マスコミ側にもただすべきところはある。「安易にコピペ文を送るなど、ネットにおけるコミュニケーション作法を理解していない。なので、今回のような炎上が起きる。お互いがお互いをもっと理解するようになれば、より良い関係性ができるのではないか」と、落合さんは話す。  なお、ツイッターでは2015年4月下旬から仕様が変わり、フォローされていない相手に対しても、DMを送ることができるようになった。しかし、6月現在も、「DMでやり取りしたいので、フォローして」というマスコミ側のツイートは減っていない。今後は、マスコミからの「公開の取材申請」は、消えていく可能性が高そうだ。 (記者・メディアコンサルタント/坂本宗之祐)

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