近藤真彦、『さよならなんて言えないよ』ツアー開幕 来年1月から盟友・野村義男との新たなライブと初の台湾公演発表
歌手の近藤真彦(60)が15日、香川県観音寺市のハイスタッフホールで、「さよならなんて言えないよ2024~パワーあげます⤴︎貰います~」と題した全国ツアー(10都市10公演)の初日公演を開催した。7月19日に日本武道館で開催した還暦記念コンサートをほぼ再現するセットリストで満員のファン1200人を魅了。来年1月からは盟友のギタリスト野村義男(59)と一緒に回る新たなツアーも発表し、3月1、2日に初の台湾公演が決定したことも報告した。 昨秋から「KANREKI DASH」と題して全国各地を回り、還暦で迎える武道館のステージを一区切りにすると決めていた。だが、そのゴールの先には新たな景色が広がっていた。マッチは有り余るエネルギーを感謝に変え、接点の少なかった地域のファンに会いに行く旅が始まった。 その出発点は、ライブでは14年ぶりに訪れた四国。武道館公演のステージを再現するように赤いジャケット姿で登場し「ハイティーン・ブギ」でオープニングを飾った。その後もほぼ同じセットリストで「スニーカーぶる~す」「愚か者」「ギンギラギンにさりげなく」など王道ソングを中心に25曲を披露した。 ツアータイトルは「ブルージーンズメモリー」の歌詞にちなんだもの。「松山千春さんしかり、沢田研二さんしかり、昭和を乗り越えてきた力のある男性ソロアーティストを追っかけてみると、70(歳)過ぎても全然やっている。その背中を見たとき、60で(一区切りだと)首ひねっているようじゃダメ」。このままじゃ終われないという気持ちで次のツアーのタイトルを考えたとき、自然と浮かんできたのが「さよならなんて言えないよ」だったという。
「武道館(公演)が自分たちが思っている以上に大好評だった。歌番組やテレビ番組やすごいオファーがあって、今はデビュー当時並みの忙しさ。この年になってこうなると思っていなかった。本当にありがたい」とうれしい悲鳴。年末に紅白歌合戦のオファーが来たら―と問われると「それは断るよ…冗談です。もし、お話があれば出させていただきます!」と色気を示した。 MCでは、野村義男とのライブツアー「MasahikoとYoshio」の開催を発表。来年1月31日のZepp Namba(大阪)を皮切りに福岡、名古屋、東京、沖縄と続き、3月1、2日には初の台湾公演を行うことがアナウンスされると、客席から歓声が上がった。「台湾は、日本にはないような景色があるんじゃないかと。楽しみです」と胸を躍らせる。来年もレースと音楽活動の二刀流でさらに”リア充”な一年になりそうだ。
中日スポーツ