新団体「マリーゴールド」初の海岸合宿、青野未来が「隠れた」能力披露「足は速かったんです」…5・20後楽園旗揚げ
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が11日、5・20後楽園ホールでの旗揚げ戦へ向け神奈川県内の海岸で初の合同合宿を行った。 合宿にはジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月、石川奈青、青野未来、松井珠紗、翔月なつみ、後藤智香、CHIAKI、練習生の南小桃が参加した。 スクワット、ランニング、人間ピラミッドなど準備体操と報道陣向けの「絵作り」を経て、4選手が3組に分かれ、ジュリアが考案した相撲、ビーチフラッグ、ロッシー小川社長へのアピールタイムなど8種目のメニューに挑戦した。全員が砂まみれになる特訓は3時間に及び、さらに追加でロッシー氏が提案した12選手による相撲トーナメントを実施した。準決勝では、旗揚げ戦で一騎打ちする「青野未来vs石川奈青」の対決が実現。白熱の一番は石川が執念で青野を倒し歓声をあげると青野が食ってかかる乱闘に発展。決勝は林下詩美と石川が対決し林下が熱戦を制しマリーゴールドの「初代横綱」となった。 3時間に及ぶ砂まみれの特訓を見守ったロッシー氏は今回の合宿の狙いを「旗揚げに向かって士気を高めるということと所属していた団体が違うから結束を高めるため」と明かした。 昭和時代には、男女問わずプロレス団体は、重要なシリーズ前に海岸などでの合宿を報道陣に公開する風景は定番だった。ロッシー氏は「こういう砂浜での合宿は(他団体は)昭和以来、やっていないんで昭和のいいものを令和に持ち込みたいんで、いい風習は、これからもやっていきたい」と掲げ「変な話、これも経費もかかるし、だけど、それも景気づけだし、いろいろやっていくことが大切。これも攻めの一環です」とほほえんだ。 4月の団体設立以来、これまでの練習は道場がほとんど。今回の海岸合宿でロッシー氏は「青野が意外と足が速かったり、知らなかった面を知ることができました」。50メートル徒競走でぶっちぎりの1位だった青野の走力など今までには見えなかった選手の特徴も把握したという。 ロッシー氏から隠された運動神経を評価された青野は「足は小学生の時、速かったんです。昔の記憶だったんでうれしかったです」と笑顔で振り返った。アクトレスガールズを退団し飛び込んだ新団体。海岸での結束を高める合宿に「こういう合宿は初めてだったんですごい新鮮で楽しかったです。より他の選手のことも分かったんで人間関係を深められたんで良かったです」と収穫を口にした。 一方で相撲対決では、5・20旗揚げ戦で対戦する石川に敗れ「石川奈青が相撲で強いのには、びっくりしました。正直なめていたんで…めちゃくちゃ悔しいです」と唇をかみしめ「旗揚げ戦でやり返すしかない」と雪辱を誓った。 そして後楽園へ「このメンバーが(マリーゴールドに)かける思いもわかったし私ももちろん、みんな覚悟を決めてやっている。新しいことが始まるのがすごくワクワクしているので、このワクワクをパワーにしてここから始まるマリーゴールドを色んな人に広めたいし、めちゃくちゃ気合い入っているので全部出します」と瞳を輝かせた。 ◆5・20旗揚げ戦全対戦カード ▼startin over パッション注入2024 高橋奈七永 vs ビクトリア弓月 ▼A対Aイデオロギー対決 青野未来 vs 石川奈青 ▼The Power Contest MIRAI vs CHIAKI ▼第4試合 翔月なつみ、松井珠紗 vs 天麗皇希、後藤智香 ▼World beauty showdown~世界美女決戦~ 桜井麻衣、ゼイダ・スティール vs 野崎渚、マイラ・グレース ▼マリーゴールド最強タッグ伝説 ジュリア、林下詩美 vs Sareee、ボジラ
報知新聞社