1年で4万台を超えるスマッシュヒットとなった三菱デリカミニが一部改良を実施
兄弟車のeKスペースも同時に進化
軽自動車市場の中でも高いシェアを誇る軽スーパーハイト・ワゴンの「三菱デリカミニ」と「eKスペース」が一部改良を実施し、その販売が開始された。 【写真】一部改良が行われた三菱のスーパーハイト・ワゴン、「デリカミニ」と「eKスペース」の詳細画像をチェック ◆累計受注は5万台を超え 日産と三菱自動車の軽自動車は、軽商用を除きジョイントベンチャーであるNMKVが企画、開発を行っている。デリカミニとeKスペースもNMKVによるもので、顔つきなどのデザインやディテールは異なるものの、「日産ルークス」とブランド違いの兄弟車になる。また、デリカミニは、「eKクロススペース」の進化版であり、事実上の後継モデルとなっている。 デリカミニは、2023年5月の発売から1年が経過。販売台数は累計約4万4000台で、累計受注は5万台を超えるなど好調に推移している。約5割のユーザーが4WDモデルを選択。「デリカ」シリーズの末弟というイメージが定着しているのだろう。 ◆最新の法規に適合 今回行われた一部改良の主なメニューは、クルマのコネクティッド化によるサイバー攻撃のリスク増加に対応するべく、サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムの変更をすることで、最新の法規に適合させている。 また、eKスペースのボディ・カラーに、2トーンの「ライラックピンク・メタリック/ホワイトソリッド」が新たに採用され、モノトーン7色、2トーン4色の全11色展開になった。 なお、デリカミニとeKスペースの福祉車ハーティーランシリーズである「助手席ムービングシート仕様車」も継続設定されている。助手席ムービングシート仕様車は、電動で助手席シートが外側に回転し、車外にスライドしながら下降することで乗降性を高めた福祉車両。車いすから助手席への乗り降りの負担を軽減させることができる。 価格は、デリカミニが183万7000~227万1500円。従来モデルと比べると3万円強のアップ。eKスペースは158万700~182万6000円。こちらも3万円強の価格アップとなっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部