「新たな交通体系に移行」 久留里線一部区間を廃止へ JRが方針表明
チバテレ(千葉テレビ放送)
利用者の減少などで赤字が続くJR久留里線の久留里―上総亀山駅間について、JR東日本千葉支社は11月27日、電車の運行を取りやめ、バスを中心とした新たな交通体系に移行する方針を示しました。 JR東日本千葉支社 土沢壇 支社長 「JR久留里線 久留里-上総亀山間の鉄道は、バスなどを中心とした新たな交通体系へモードチェンジするのが最適ということで意思表明したい」 これは、JR千葉支社の土沢壇支社長が、11月27日に明らかにしたものです。 それによりますと、久留里線の久留里―上総亀山駅間を廃止し、定時定路線型のバス交通に移行するとしています。 移行時期について土沢支社長は、「できるだけ早く」と述べました。 この方針は、地元・千葉県君津市にも伝えていて、具体的な内容は今後、君津市と協議していくということです。 一方、君津市は27日、「JRから意向が示されたばかりなので、発表内容を十分に精査しながら対応について検討していく」とコメントしました。 久留里線を巡っては、自治体や沿線住民、専門家らでつくる検討会議が2023年から今後のあり方を議論し、10月「自動車中心の交通体系に移行することで、より利便性が高まる」とする報告書をまとめていました。
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